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不妊治療 不妊症における大切な検査 AMH について

2025.10.20
不妊治療 不妊症における大切な検査 AMH について
当院に不妊治療で来られる方で、
まだ体外受精に進んでいない方では
 AMH 
の検査を受けられていない方が結構いらっしゃいます。
AMHの検査とは?
これは卵巣年齢を調べる検査で、
基本的に不妊専門病院でないと行っていません。
ですから体外受精前の方で産婦人科に通院されている方では、
この AMH の検査を受けられていない方が多いということになります。
 AMHの検査で何がわかる? 
これは簡単に言うと、
卵巣に残っている卵子の数がおおよそどれくらいか?
を調べられることができます。
基本的には年齢が若ければ若いほど、
卵子の数は多いです。
ですが100人に一人程度この卵子の数が年齢の割にかなり少ないという場合があります。
例 AMH0.5以下
又高すぎると、
多嚢胞【pcos】になり、
室のいい卵ができにくくなります。
例 AMH 6 7以上
このAMHの数値は基本的には改善しません。
ですから現在のAMHの数値から適切な採卵時の投薬コントロールが大切になります。
不妊治療の最大の争点は卵の質です。
一般的には、
AMHは、
卵子の残りの数を調べる検査なので、
卵子の質とは関係ないと言われています。
ですが実際は、
AMHが極端に低すぎたり、
高すぎる場合では移植結果が出にくいという事実があります。
移植結果とは、
妊娠、継続しにくいということです。
よく誤解されているのが、
卵は精子と卵子が受精したものであり、
精子と受精する前は卵子になります。
この段階の卵子を卵、卵と言われているケースです。
女性の卵巣内にあるのは卵子であり、
卵ではないんですね。
でこの AMH が実年齢よりも少し若い場合は問題ないのですが、
極端に低すぎたり、
高すぎる場合はどんどん体外受精に進まないと妊娠成立、
継続が難しくなります。
私が投稿内でよく書いている、
 ある一定数の方は体外受精に進んでも回数がかかる方 
はこれに該当されます。
ですから AMH が実年齢よりも極端に低すぎたり、
高すぎると体外受精に進んでもある程度回数がかかることになります。
ですがこの検査をしないまま、
若いから、
結婚して間もないからということで、
 AMH の検査を受けないでタイミング、
人工授精だけという場合は、
不妊治療においては遠回りをしていることになってしまいます。
実際 AMH が低すぎると採卵をしても卵子があまり取れない、
卵子が取れても胚盤胞に育つ卵が0.1.2個という方が多いです。
注  AMH に問題はなくても他の原因で胚盤胞に育ちにくい場合もあります。
AMHが高すぎるとどうか?
胚盤胞には育つけど、
なかなか結果が出ないというケースもよくあります。
よくネットで採卵したら卵子が10数個取れた、
20近く取れた、、
と喜ばれている記事がありますがこういう場合あまり胚盤胞にならない、
なったとしても妊娠に至らないということは珍しくありません。
基本的に採卵時に卵子を多く摂るためだけなら薬を増やせばなんとかなることが多いのですが、
だからといって質のいい卵ができるかどうか?
は別問題になります。
理想は一回の採卵で一桁の後半程度の卵子が取れることとなります。
これには適切な採卵時の投薬コントロールが大切ですが、
うまく行かないケースも珍しくありません。

詳細はここでは割愛します。
上記のことから、
不妊症でお悩みの方は、

できるだけ早くに不妊専門病院で検査だけは受けられることをおすすめします。
AMHが低すぎて採卵をしても1.2個しか卵ができなくて、
なかなか妊娠しないという方でも当院の鍼灸と生活改善を+することにより時間はかかってもママになられた方は数多くいらっしゃいます。
不妊治療でお悩みの方はぜひご予約下さい。

不妊治療 流産でお悩みの方へ2 前回の続き

2025.10.20
不妊治療 流産でお悩みの方へ2 前回の続き
前回の続きです。
一般的に体外受精まで進み流産を繰り返されていると
現在通院中の病院で流産の原因の検査を受けられる方が多いと思われます。
意外と知られていませんが、
流産の検査では、
実は不育専門病院という病院が不妊専門病院と別にあるんです。
その一つが、
関東圏では有名な横浜市にある、

杉ウイメンズクリニック 新横浜:不育症、反復流産、死産、着床障害
http://www.sugi-wc.jp/index.html
です。
こちらは不育専門病院であり、
不妊専門病院ではないです。
流産を繰り返される方では、
上記のような不育専門病院での検査を+される方が本来は望ましいことになります。
ですが実際は、
流産を繰り返されていても、
不育専門病院での検査、
処置は受けずに現在通院中の病院での簡易的な流産に対する検査だけで、
採卵、
移植を繰り返されるという方が圧倒的に多いです。
ポイント
不妊専門病院は、
流産の処置を専門に行なっている病院でなく、
あくまで妊娠しにくい方の治療を行う病院ということです。
では不育専門病院での処置を受ければ流産は回避できるのか?
これはそうでもないんです。
じゃあ意味ないじゃん
と思われるかもしれませんが、
一般的には、
着床前診断を行い、
白の卵を移植しても妊娠しない、
流産を繰り返してしまう場合は、
子宮環境にも問題があるかもしれない?
という考えで不育の専門的な処置が有効になります。
但しあくまで着床前診断を受け、
白の卵を移植しても結果が出ない場合になります。
ですがここでまたまた問題
着床前診断を受けるとその周期の採卵、
移植は保険適応外になってしまいます。
ですから着床前診断を受けずに、
不育の処置だけを行うという場合が現実的には殆どになります。
こうなるとそもそも染色体異常があるかもしれない卵を移植するので、
流産になる原因は、
卵なので不育の処置だけしてもあまり意味がないという結果になってしまいます。
じゃあ着床前診断を保険適応にすればいいじゃん
と思いますよね?
でもこれなかなか難しいんです。
理由はいくつかありますが、
かなり長くなるので今回はカットします。
体外受精において一番成功率の確率が高いやり方は、
採卵をして、
胚盤胞まで育つ方では、
1 着床前診断を受ける
2 白の卵を移植する
ということになります。
上記で駄目な場合に、
不育専門病院での処置を受け、
再び白の卵を移植する。
これが一番成功率が高くなります。
ですが現実的に全て自費になる、
又希望すれば誰でも着床前診断を受けれないため、
【現段階では産婦人科学会の基準をクリアーしないと、
基本的には着床前診断を受けられないなどの問題もあるため】
できる方はかなり限られます。
注 これは法改正があり学会の認定施設では受けられるようになりました。
但し全ての不妊専門病院がこの施設に該当はしていません。


胚盤胞にどうしても育たない場合は、
1 採卵を繰り返し胚盤胞ができるまで待ち、
着床前診断を受けてから白の卵を移植する。
2 どれが当たるかわからないけどどんどん移植を繰り返す。
3 第三者の卵子、精子を使い卵を作る。
というような選択肢があります。
ただ実際は、
着床前診断は行わずに採卵、
移植を繰り返すケースがほとんどです。
うーんなかなか難しいんです。
このように流産を繰り返す場合、
あるいは移植をしてもなかなか妊娠しない場合上記のような検査、
診断、
処置を行うということが一番の王道になります。
そのうえで、
鍼灸、
漢方、サプリなどを+するのならいいのですが、
最近では不妊治療をビジネスと捉えあまりにも不正確な情報が多いため
今回投稿させていただきました。
着床前診断に関してはよくわかっていない人も多いです。
又、不妊専門病院の特徴をよく知らないという人も多いです。
治療を受ける側は知らなくてもしょうがないのですが、
鍼灸、漢方で不妊治療に携わる者ならば最低限知っておくべきと私は思います。

私の今後の人生、
一人でも多くのママになりたいをサポートさせていただきたいと思っっております。
そのためにも正確な情報、
知識、
鍼灸師のあり方については今後もバージョンアップしていきたいと思っております。
不妊治療でお悩みの方全てにハッピーな日が訪れることを祈ります。
不妊治療でお悩みの方はぜひご予約下さい。




不妊治療 流産を繰り返してお悩みの方へ
★不妊治療

不妊治療 妊娠しない、流産を繰り返してお悩みの方へ 1

2025.10.20
不妊治療 妊娠しない、流産を繰り返してお悩みの方へ 1

当院に不妊治療で見えられる方の中にも、
ある一定数なかなか妊娠しない、
流産を繰り返してお悩みの方がいらっしゃいます。
妊娠しない、流産の原因は何か?
多くは卵の染色体異常です。
【注 卵なので、卵子ではないです】
この玉子の染色体異常を調べる検査が
着床前診断【PGT-A / PGT-SR】
になります。
着床前診断は簡単に書くと、
体外受精まで進み、
採卵をして、胚盤胞まで育った卵の組織を少しだけ採取して、
検査をして染色体異常があるかないかを調べる検査です。
このときグレードがある程度いい卵でないと着床前診断が受けられません。
【注 胚盤胞に育たないと検査をしても、はっきりとわからないため、
胚盤胞になった卵でないとだめなんです。】
詳細は長くなるので、
詳しくはネットでお調べ下さい。
この着床前診断を行い、
染色体異常がない卵を移植することで
かなり高い確率で妊娠、
継続が可能になります。
ここでポイント
着床前診断は染色体異常の検査をする診断であり、
染色体異常のない卵を作ることは現段階でも解明されていません。
よくネットで、
卵の質の工場、
これで貴方も妊娠できる、
不妊治療の鍵はミトコンドリア、、、
色々情報が溢れています。
しかし正確には、
これをすれば染色体異常のない卵を作れるという方法はまだ確立されてはいません。
じゃあどうすればいいの?
現段階で言えることは、
室のいい卵を作るためには、
医師の総合的な判断による採卵時の投薬コントロールになります。
ここがよく誤解されるところなのですが、
不妊治療はどこの病院でも同じ結果にはならないということです。
特に体外受精では差が出ます。
ですから腕のいい病院での処置が大切になります。
薬が多いとか、
少ないということでなく、
あくまで石による総合的な判断です。
まずはこれが一番大切です。
当院では今までに数多くの不妊治療の方の施術を行っているので、
Aの病院のやり方はこう、
bでは向行うなどの情報もちゃんと知っています。
そしてその違い、
成功率もある程度把握しています。
この病院選びはとても重要だからです。
決してどこの病院でもいいということではないんです。
うまく行かないことも多いのが不妊治療です。
だからこそ正確な確率論で考えることが大切になります。
このことは、
私な仲良くさせていただいている不妊専門医のドクターから、
直接アドバイスいただいたことです。
腕のいい病院の見分け方はなかなか難しいのですが、
一つの見方として、
採卵時の投薬量を色々調整してくれる、
検査項目が多い、
着床前診断に前向きかどうか?
などがあります。
特に、
着床前診断は前向きな病院と、
あまり積極的でない病院に別れます。
理由はまたこれ長くなるので、
別の投稿でお話します。
上記のことを踏まえて、
流産と向き合うことが大切であり、
その+アルファートして、
鍼灸、
漢方、
サプリなどがあります。
ですから鍼灸、
漢方、
サプリはあくまで補助になります。
ここ間違えると無駄な時間を過ごすだけになります。
不妊治療は時間との勝負です。
今回の投稿が、
流産でお悩みの方の参考になれば幸いです。
不妊治療でお悩みの方はぜひご予約下さい。


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