お知らせ

全盲の院長が、音声ソフトを使用して更新しております。
誤字脱字があるかと思いますが、ご了承お願いいたします。

不妊治療 体外受精の最大の争点 卵の質

2025.11.11
不妊治療 体外受精の最大の争点 卵の質
こちらも不妊治療で来院される方によく聞かれる質問です。
体外受精では一番のポイントは卵の質です。
ではどうすれば質のいい卵ができるか?
皆さんはどう思いますか?
鍼灸を定期的に受ける、
整体を受ける
漢方を飲む、
サプリを飲む、
食事を見直す、、
どれだと思いますか?
答えは腕のいい不妊専門病院の投薬と卵の培養環境です。
体外受精では、
1 必要な検査
2 採卵
3 移植
と進みます。
この中で採卵において、
その方に最適な投薬をコントロールすることが卵の質を大きく左右します。
もっというと培養環境も大切になります。

え?
どこで採卵しても同じじゃあないの?
違います。
不妊治療は、
専門病院により投薬量が異なります。
少なければいいか?
多ければいいか?
そんな単純なものではないんです。
あくまで石による総合的な判断による適切な投薬が大切になります。
この部分は医師以外さわれません。
だからこそ腕のいい病院に行くべきなんです。
質のいい卵ができれば移植方法はあまり関係はないとも言われています。
そりゃあそうですよね。
移植は卵の質が悪ければ何をやっても同じですから。
質のいい卵とは、
グレードではなくあくまで染色体異常がない白の卵です。
じゃあ腕のいい病院に行けばみんな簡単にママになれるの?
そんな甘いものではないんです。
前回の投稿に書きました、
ある程度回数がかかる方が不妊治療ではまあまあいらっしゃいます。
この方たちをなんとかしてママになれるように導くことが不妊治療の醍醐味なんです。
じゃあ鍼灸、
サプリ、
漢方なんて必要ないじゃん
と言われる方もいらっしゃると思いますが、
そうでもないんです。
体外受精に進んでもなかなかうまく行かない方の中には、
当院の鍼灸と、
生活改善を組み合わせた結果無事にママになられた方は結構いらっしゃいます。
ただ途中で断念される場合もありますが、
ある一定の方がママになられています。
ここでポイント
私がなかなかママになれない方と出会い、
渡しができる精一杯の鍼灸、
生活改善、
そして病院を選ぶ。
これにより多くの軌跡を目の当たりにしてきました。
ですから不妊治療でお悩みの皆様には、
まずなにより
 腕のいい病院での処置を受ける 
このことを一番に考えて治療と向き合っていただければなあと思います。
あそこの鍼灸がいい、
あのサプリが良い、
あの漢方が効く
そうではないんです。
あくまで腕のいい病院で処置を受け、
その+アルファーとして鍼灸、サプリ、漢方を組み合わせてみると考えてください。
私は16年以上の不妊治療の経験があり、
色々なケースの方と出会えました。
そしてその結果、
不妊治療を笑顔で早く卒業することがなんとなく見えてきました。
それが上記のことです。
もう一つ+するのなら女性の年齢が妊娠の鍵です。
だからこそ卵子凍結、卵子提供は今後理解を深める必要があると思います。

まだまだ謎多き不妊治療。
残りの人生一人でも多くのまま、
パパになりたいと思う方と軌跡を共有したいと思います。
不妊治療でお悩みの方はぜひご予約ください。

不妊治療 腸内環境と子宮環境はリンクしているのか?

2025.11.11
不妊治療 腸内環境と子宮環境はリンクしているのか?
このことも不妊治療で見えられる方によく聞かれます。
腸内環境は、
いいにこしたことはないです。
皆さんはどう思いますか?
答えはまだはっきりと分かっていません。
と言うのは、
実際体外受精まで受けられる方の中には腸内環境は何も問題ないという方は多いです。
毎日お通じがあってもなかなか結果が出ない、
多少便秘はあるけど普通に自然妊娠した、、
ではどのようにすれば子宮環境がいい状態になるのか?
これはまだ解明されていないんです。
ただこれはよろしくないということはいくつかわかってきました。
たばこ、
過度なストレス、
不規則な生活習慣、
暴飲暴食、
などです。
あれ?
添加物とか、お菓子とかは問題ないの?
これは現段階では食べ過ぎなければ問題ないという見解です。
冷えは?
西洋医学的には無関係と言われています。
私も
 冷え 
そのものが原因とは思いません。
足が冷えている、
お腹が冷たいという方はともかく歩けば問題ないです。
足が冷えているからと言って、
足を温める施術ばかりしていても妊娠はしませんから。
お腹が冷たいのもあまり関係はないです。
え?
と思われる方もいらっしゃると思いますが、
不妊治療はそんなに甘いものではないんです。
でもネットではこの 冷え と不妊の関係もっともらしく書いてあるところ多いですねえ?
病院以外のところでは、
やたら 冷え と不妊のこと言うところもありますが関係はないですね。
最近再生医療の進歩により、
妊娠に適している卵巣、
子宮の再生医療の研究が盛んになっています。
でもまだ発展段階です。
腸内環境は、
便意職というものを行えば、
いわゆる腸内環境は改善される方が多いです。
ただこれ特定の病気以外は自費なので結構高いです。
不妊治療は、
新しい生命の誕生の分野です。
ですから謎がまだまだ多いです。
現段階で言えることは卵子の質が最大のポイントということです。
卵子の質イコール卵の質ということになります。
こうなると卵子の質は女性の年齢とリンクしているので不妊治療成功の鍵は、
卵子の質→卵の質→女性の年齢の若さ
ということになります。
卵巣内にどの程度卵子が残っているかを調べるのが AMH という検査になります。
この検査は産婦人科では行っていないため検査だけは不妊治療専門病院がお薦めです。
現段階では医学でも卵子の若返りは無理なので、
鍼灸、サプリ、漢方でも卵子を若返させることは難しいです。
なお精子の状態があまりにも悪いと卵の質にも影響するのも事実ですが、
最近良くネットなどに書いてある妊娠しない原因の半分は男性というのは嘘ですね。
たしかに一部精子の状態があまりにも悪い場合は、
卵に影響が出ますが、
そうでない場合はあまり精子に関しては、
卵の質とリンクしていると言われていません。
これは不妊専門病院でも同じことを言いますね。
精子が不妊の半分の原因だというのは病院以外のあまり不妊治療の知識がないところですね。
当院では常に最新の西洋医学の情報と、
提携先の不妊専門医の意見を聞きながら不妊治療と向き合っています。
不妊治療でお悩みの方が一人でも多く笑顔で卒業できますように心から願います。


今後不妊治療とどう向き合うか? 不妊治療の現実

2025.11.07
今後不妊治療とどう向き合うか? 不妊治療の現実

以下ヤフーニュースより↓

42歳から不妊治療も5回の流産経て出産断念…日本は治療受ける人の4割が40歳以上

11月7日 金曜日 5時0分配信

読売新聞オンライン

[人口危機]<7>

 「仕事は大事。でも、若い時から妊娠や出産について知識があって、もっと考えていれば」


 8年間の不妊治療を経験し、夫と2人で暮らす名古屋市の会社代表、酒井みゆきさん(57)は悔やみきれない思いがある。若い頃から昼夜を問わず仕事に打ち込んだ。企業の広報時代は全国を飛び回り、37歳で起業してウォーキングスクール経営に転身した。「いつかは子どもがほしいな」と考えていたが、「まだ猶予はある」と思い込んでいた。

 結婚をきっかけに42歳から不妊治療を始めた。クリニックには月3~5回通院し、卵子と精子を体外で受精させて子宮に戻す「体外受精」で5回の妊娠に至ったが、いずれも流産。50歳を前に出産を諦めた。「努力さえすればできるものと思っていた。今は夫との充実した生活を楽しんでいるが、すぐには現実と向き合えなかった」と振り返る。


★この原因の多くは、
前回の投稿で書いた卵の染色体異常です。
卵子は年齢が上がれば上がるほど卵になるときに染色体異常が出やすくなります。


 2023年に国内で実施された体外受精で生まれた子どもは、約8万5000人に上る。生まれた子の8人に1人に相当するが、不妊治療を受けても子どもが持てない人も少なくない。

★私が不妊治療に携わりだした2009年ころはこの数字が25人に一組と言われていたんですね。
もう数年でおそらく5人に一人が体外受精で生まれてきた子供という時代に入るでしょう。



 厚生労働省が20年に示した資料によると、日本は不妊治療を受ける人のうち、「40歳以上」が4割程度と海外より高い傾向にある。35歳を過ぎると体外受精で出産できる割合は低下し、40歳以降は大きく下がる。
★この原因の多くは卵の染色体異常です

 こうした妊娠や出産に関する情報は、若い世代ほど知らない可能性がある。ニッセイ基礎研究所の乾愛研究員(母子保健)は「学校教育などを通じ、若いうちから出産を含めた将来設計を考えられるようにすることが大事だ」と指摘する。
★これ今後早急に実現すべきなんです。



 海外には、不妊治療を受けやすい環境づくりを積極的に進める国もある。

 フランスでは不妊治療に対する手厚い支援制度があり、人工授精は最大6回、体外受精は最大4回まで費用が社会保険で全額カバーされる。21年には年齢の上限が43歳以下から45歳以下に引き上げられ、支援対象も未婚のまま産みたい女性などに広げられた。

 不妊治療を行う医療機関は、生物医学庁が監督し、治療データの収集・解析などを担う。毎年、医療機関ごとの治療実績を公表し、信頼できる施設を選べるようにしている。

 一方、日本では22年から不妊治療の一部が公的医療保険の対象となった。
将来の妊娠に備えた「卵子凍結」への助成に乗り出す自治体もある。


★卵子凍結という選択肢と言うのもありますが
まだ助成を行っている自治体はわずかです。
だからこそ卵子提供という選択肢が必要になってきます。


だが、不妊治療の医療機関ごとの成績開示は限定的だ。厚労省研究班による23年調査では、不妊治療経験者の約7割が医療機関選びに迷ったことがあると回答し、開示を求める患者の声は大きい。


★これが実は皆さん殆どよくわかっていないのが現実です。
ネットや口コミだけでは患者様から見た場合どこの病院の成績が本当にいいのか?
わからないんですね。
当院では静岡県内のAの病院はこういうやり方、
Bはこういうやり方、
どこの病院がベストか?
よく知っています。
そして提携させていただいております。
不妊治療は保険適応になったからどこの病院でも同じ成績ではないんですね。
やはり成績のいい病院選びはとても大切になります。
そして治療開始時期が女性の年齢が若ければ若いほどいいのは事実です。


 不妊治療と仕事の両立に向け、企業の支援も求められるが、厚労省調査では従業員向け支援に取り組む企業は26・5%にとどまる。

 不妊治療に詳しい片桐由起子・東邦大産婦人科教授は「治療成績の開示は、医療機関任せでは信頼性のあるものにはならない。国などの公的な機関が統一した基準を用いてデータを取りまとめていくことが望ましい」と話している。


« 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 »

- CafeLog -