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女性ホルモンと偏頭痛の関係。

2023.09.06
女性ホルモンと偏頭痛の関係。
こちらは以前投稿させていただいた内容をアングルを変えての投稿です。
頭痛の中でも代表的な偏頭痛。
特徴としてはズキズキする頭痛です。
こめかみ、
首の後、
きつくなると吐き気、
寝込んだりもします。
この偏頭痛は、
女性ホルモンと関係があるんですね。
その理由はこんな感じになります。
エストロゲンの分泌量は月経周期に合わせて変化していきます。
卵胞期にエストロゲンの分泌量が増えはじめ、
排卵前にピークを迎えます。
排卵と同時に低下し、
黄体期に少し増えてから、
月経期に入る生理初日前後でさらに急減します。
この月経前や月経中、
排卵日直後で起こる、
エストロゲンが急減するタイミングで片頭痛が起こりやすくなるといわれています。
実際不妊治療中で、
ホルモン剤を使う期間は片頭痛が増える人が多いです。
一方緊張性頭痛はそうでもないんです。
因みに緊張性頭痛は、
首の後ろ側が重くなったり、
頭が重い、
痛いという感じです。
それから妊娠中はエストロゲンの分泌量が高い状態で安定しているので、
月経関連の片頭痛は起こりにくくなります。
ただし、
出産後にホルモン分泌が元に戻ると再発し、
育児のストレスや寝不足などで心身に負担がかかることで、
出産前よりも片頭痛が悪化するという人も少なくありません。
更年期はエストロゲンの値が不安定になるため片頭痛は起こりやすくなりますが、
閉経を迎えるとエストロゲンの分泌がほぼなくなるため、
片頭痛の頻度は減る傾向にあります。


うーん女性の体は不思議ですねえ。
でもいいところもあるんです。
例えば女性は男性に比べ一般的に痛みに強いと言われています。
その理由の一つが生理なんです。
どういうこと?
その鍵は、
もう一つの女性ホルモン
 プロゲステロン 
です。

月経痛には、
痛みのもととなるプロスタグランジンという物質が影響します。
排卵がおこり、
体が受精の準備を始めると、
フカフカになった子宮の内膜からプロスタグランジンがつくられます。
この子宮内幕が剥がれるのが生理なんです。
プロスタグランジンは、
子宮の内膜がはがれ落ちるときに増え、
子宮を収縮させて、
血液(経血)を押し出すはたらきがあります。 
プロスタグランジンが過剰につくられると、
子宮が激しく収縮するので、
月経痛がひどくなります。
また、
プロスタグランジンは血管の収縮や胃腸にも影響するので、
月経中に頭痛や胃痛、
腹痛がおこります。
この
 プロスタグランジン 
の働きを抑えるのが、
痛み止めなんです。
プロスタグランジンは子宮内膜を押し出すためには必要なんですね。
でもプロスタグランジンが段々増えるので生理前にお腹が重くなり、
 生理になりそう 
と思えるのでこれがなかったら
 あやば、生理来ちゃった 
となるのでうまくできていますねえ。
でもあまり頭痛は出ないという女性もいらっしゃいます。
このパターンは、
女性ホルモンに問題がないパターンと、
痛みに鈍感なパターンがあります。
痛みに鈍感なパターンの場合は、
肩こりなんかでも同じで、
肩はこるけど大丈夫という人はこのパターンなんですね。
説明すると面白いですねえ?
で偏頭痛の対処は、
まずは我慢しないで早くに痛み止めを飲むことです。
偏頭痛を改善されたい場合は、
適切な鍼灸、
生活の見直しです。
痛み止めはそのまま使っていても段々外せますのでご安心ください。
内容により、
産婦人科で検査、
薬をもらいましょうね。
私は頭痛の処置は得意なんです。
前回の投稿でも書きましたが、
正確な治療をするためには、
正確な情報、
そして理屈がわかっていないと対応できないんですね。
西洋医学の進歩により今までわからなかったことがわかるようになり、
治らなかったものも治るようになりつつあります。
スーパー盲人になるためには、
ともかく臨床をどんどん積んで、
勉強をして、
いろいろな症状に対応できないとなんです。
偏頭痛でお悩みの方はぜひご予約下さい。

女性ホルモンから診た関節痛の話②

2023.09.05
女性ホルモンから診た関節痛の話②
前回の続きです。
女性の方で関節痛の治りが悪いと、
女性ホルモンにいいからと言って、
。。の商品、
サプリ、
よくわからない漢方などを使われる方もいらっしゃいます。
当院では40代なかばから50代後半の女性で、
関節痛などの痛みが慢性化している場合は、
まずは一度産婦人科での検査を勧めます。
理由は、
血液検査が一番正確だからです。
正確な治療は、
正確な情報がなければ成り立ちません。
例えば、
40代後半で関節痛がなかなか治らないという場合。
産婦人科で検査を受けるとします。
ここでエストロゲンがかなり少ないということがわかりました。
ホルモン補充をします。
その結果何ヶ月かごには関節痛が治りました。
薬を外します。
これがそういう事です。
あまり改善しない場合。
もう一度血液検査をします。
薬を使っていれば前回とは違う結果になることもあります。
薬の成分が体に残るからです。
でも改善しないようなら薬を変えるという方法もあります。
ここに鍼灸、
漢方、
生活改善などを+していくとさらに治療効果が高まることがあります。
でもホルモン剤はまず使ってみないとわかりません。
正確な処置を施すためには、
病院での検査、
薬を使いつつ様子を見ることが大切になります。
これは関節痛だけでなく、
その他の不快症状でも同じことが言えます。
他にもなんだかだるいから病院で検査をしたら貧血で引っかかった。
増血剤を飲みます。
又検査して問題はなくなりました。
こうなると上記の症状が改善していることが多いです。
これは血液検査をしないとわかりません。
でも女性は貧血になりやすいからと言って、
検査をしないで鉄分の多いサプリ、
貧血に効果的と言われるよくわからない商品、、
上記のものを取り続けていてもあまり意味はないんです。
血液検査をして貧血に問題がなければ、
疲れやすい原因は別にあります。
そうやって原因がわかるものを検査で見抜いて必要な処置を施すのが西洋医学です。
でも西洋医学でもまだまだわからないことや、
更年期のように直ぐに効果が出ないという症状もあります。
ただ言えることは、
病院での検査、
投薬を踏まえて
鍼灸、
漢方、
生活改善などを組み合わせることで、
薬だけよりもよりよい治療結果を引き出すことも可能です。
女性のいろいろな不快症状でお悩みの方はぜひご予約下さい。

関節痛から診た女性ホルモン。

2023.09.05
関節痛から診た女性ホルモン。
今回は関節痛と女性ホルモンとの関係についてのお話です。
一般的に女性は、
男性よりも関節痛を発症しやすいと言われています。
これは女性の方が筋肉がつきにくいのが大きな要因とされているからです。
そんな中、
40代前半から50代後半にかけての関節痛などでは、
病院で適切な痛みの処置を受けているのにも関わらず、
慢性化してしまうというケースも珍しくありません。
【40肩、
手首、
手の指先、
股関節痛など】
その一つの原因に、
エストロゲンの急激な減少があります。
加齢やエストロゲンの減少によって、
関節を支えている軟骨や筋肉の衰え、
関節内の水分減少、
更に血液の循環が悪くなったりすることによって関節痛が起こるといわれています。
ですのでどこかが痛くて、
整形外科に通院しているのにいまいち治りが悪いという方で、
生理前にいらいら、
疲労感が強くなる、
肩こりも生理前はきつくなる、
痛みも生理前のほうがきつくなるという方は、
産婦人科で一度検査を受け、
必要に応じてホルモン剤を処方してもらったほうがいい場合もあります。
産婦人科で血液検査をすれば、
エストロゲンが少ないかどうか?
はすぐに分かります。
これはあくまで更年期の世代のお話です。
ただ若くても生理が止まっている場合もこれと似たようなことが起こります。
とちらにしてもエストロゲンがあまり少ない場合は、
産婦人科の支持をまず聞くことも大切になります。
でここに適切な鍼灸、
漢方、
生活を見直すなどを+されるとそれまであまり改善しなかった関節痛の改善効果が、
期待できます。
ホルモン剤は痛みが収まったら外せばいいだけで、
ずっと使う必要もありません。
関節痛は慢性化して、
関節が変形してからではもとに戻すことが難しくなります。
ですから早い段階から適切な処置を受けられることをおすすめします。
女性の関節痛でお悩みの方はぜひご予約下さい。


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