お知らせ

全盲の院長が、音声ソフトを使用して更新しております。
誤字脱字があるかと思いますが、ご了承お願いいたします。

不妊治療 体外受精まで進んだのに何度移植しても結果が出ない

2023.08.10
不妊治療 体外受精まで進んだのに何度移植しても結果が出ない
こちらも前回からの続きになります。
一般的に、
不妊治療において体外受精に進んだ場合、
採卵、
移植を繰り返す事がままになる一番の早道になります。
前回の投稿に出てきた、
着床前診断は流産を減らすだけでなく、
妊娠しないという方にも有効な診断になります。
え?
と思われる方もいらっしゃると思いますが、
妊娠しない、
流産を数回繰り返すという場合にまず一番に考えるのは、
卵の染色体異常です。
とは言っても、現実的に積極的に着床前診断を受けられる方は少ないです。
下記に着床前診断について詳しく書いてあるサイトを見つけましたので、
よろしければご参考にして下さい。

着床前診断 PGT | 不妊治療は東京渋谷区のはらメディカルクリニック
https://www.haramedical.or.jp/content/implantation/pgt

前回の投稿でも書きましたが、
最近では不妊治療をビジネスと捉えている方も多く、
そういうところではこの
 染色体異常 
ということをよくわかっていません。
下記に一番の正確の不妊治療に対しての考えを、
もう一度まとめますね。
1 妊娠を希望して、
1年以上夫婦生活を行っても妊娠しない。
この場合は速やかに病院での検査が大切になります。
2 病院での検査を受け、
タイミング、
人工授精を受ける。
【可能なら不妊専門病院のほうがいいです。】
このときに内容にもよりますが、
人工授精は3-6階が頭打ちになります。
3 体外受精に進む。
体外受精は、
奥様の年齢が30代後半であれば人工授精を飛ばして考えても間違いはないです。
因みにてっとり早く妊娠を希望される場合は、
体外受精です。
但し奥様が40代では体外受精の成功率は一般的に1割、
30代後半なら2割、
30代なかばくらいまででしたら3割強
と考えて下さい。
ですから20.
30代でも可能な方はどんどん体外受精に進んだほうが早道になります。
2022年度より不妊治療が保険適応になり、
それ以前の全額自費という時代に比べ体外受精を受けられる方が急増されています。
不妊治療は時間との勝負ですので、
これからどのタイミングで妊娠し、
ままになりたいのか?
よくご夫婦で話し合い、
どの選択していくか?
が大切になります。
では鍼灸はどのタイミングから行うと効果的か?
これはどのタイミングでもそれなりに効果があります。
ですが体外受精まで進んだ場合は、
まずはいい病院での処置が大切になります。
注 人工授精まではどこの病院でもあまり差はないんです。
その上に鍼灸です。
体外受精の場合、
現実的には着床前診断を抜いて、
採卵、
移植という方がほとんどですから、
腕のいい病院での処置ということがとても大切になります。
まだまだ謎多き不妊治療。
今後も正確な情報を皆様に提供できるように勉強させていただきます。
不妊治療でお悩みの方はぜひご予約下さい。

不妊治療 流産でお悩みの方へ④ 着床前診断はどこで受けても同じなのか?

2023.08.10
不妊治療 流産でお悩みの方へ④ 着床前診断はどこで受けても同じなのか?
皆様はどう思いますか?
着床前診断は検査そのものは、
病院から委託機関に出して行うことがほとんどです。
この検査機関での差はあまりないと言われています。
では何がポイントになるか?
やはり病院での総合的判断による投薬量です。
え、それで違いが出るの?
私は出ると思います。
なぜなら卵の染色体異常の頻度を減らすポイントは、
採卵時の投薬量になるからです。
前回の記事でも書きましたが、
薬が少ない、
多いという単純なことでなく、
あくまで医師による総合的な判断による最適な薬の量になります。
ここを間違えると、
あのサプリが良い、
あそこの鍼灸に行けばいい、
となってしまいます。
私も不妊治療に携わるものとして、
当院に来れば大丈夫と書きたいところですが、
そんなに甘くないのが不妊治療です。
ここは皆様も良くご理解下さいね。
私が仲良くさせていただいている不妊専門医の先生からも、
このことはよくアドバイスをいただきます。
前回の投稿に書いた、
エビデンスです。
分母がある程度の数でないと正しい判断がつかないという考えです。
では鍼灸、
サプリの効果を+されたいのなら、
どうすればいいか?
少なくとも採卵3ヶ月前から組み合わせたほうがいいです。
これは細胞の入れ替わりにおおよそ三ヶ月位が必要と言われているからです。
ただ現段階では、
まだ着床前診断を行う病院での、
白の卵の優位性についてはデーターはないんです。
これはデーターが取りにくいという問題があるからなんですね。
なぜなら同じ条件で同じ患者様から、
違う病院で同じくらいの時期に採卵をしないと正確性にかけるからなんです。
現時点で言えることは、
着床前診断に前向きの病院で、
採卵、
移植と進むのがベストな選択になります。
ただ
1 全額自費になるため、
現実的になかなか難しい。
2 現段階では産婦人科学会の条件をクリアーしないと、
本人が希望しても国内では着床前診断は原則受けれません。
という問題点が残ります。
今回の投稿を踏まえ流産を繰り返してお悩みの方は、
ぜひ前向きに治療と向き合ってみて下さいね。
目指すは、
スーパー盲人。
そしていつの日か、
スーパー盲人を超えた、
スーパー盲人ブルーに(^^)
【ドラゴンボールファンでないとわからないかも?】
不妊治療でお悩みの方全てにハッピーな日が訪れますように。

不妊治療 流産でお悩みの方へ③ 前回からの続き

2023.08.10
不妊治療 流産でお悩みの方へ③ 前回からの続き
着床前診断の是非については色々見解が分かれます。
では私がなぜ着床前診断を推奨しているか?
これは今から数年前に、
私が仲良くさせていただいている不妊専門病院で、
ある時期だけ着床前診断を行っていてくれた時期がありました。
このときに当院に通院中の方で、
なかなか結果が出ない、
これから体外受精に進むという方にこちらの病院をご紹介させていただきました。
その方たちは、
結果的に着床前診断を受け、
白の卵を移植された場合、
通常の胚盤胞移植に比べ、
かなり高い確率で妊娠、
継続に至りました。
10→20→30人と白の卵の移植の方が増えた結果、
当時は当院の患者様で白の卵を移植された方がかなり高い確率でママになられました。
但し、これは30人ほどの結果ですので、
分母が増えると分子も変わってくると思われます。
と言うのは、
一般的には白の卵を移植した場合の成功率は、
6.7割と言われています。
流産率は、
1.2割です。
一般的な成功率と、
当院の患者様の成功率に開きがあるのは、
1 鍼灸の効果、
2 生活改善、
3 着床前診断を行っていた病院の適切な投薬コントロール
などが考えられます。
3についてはまた別の投稿でお話します。
3は結構大事なんです。
但し上記に書いたとおり、
分母が増えると変わる可能性もあります。
ここでポイント
医療の世界では特にこの
 分母 
がある一定数の数でないとその効果は認められません。
これが
 エビデンス 
ということになります。
例 20人の肝臓病の方にある薬を出しました。
5人に効果が認められました。
この場合
有効性は、
四分の一なので25%になります。
で→は100人で5人に効果がありました。
この場合は、
5%です。
このように分母が変わると結果が変わるということは、
実はよくある話なんです。
ですから医療の世界では基本的に
分母は1000以上ないとデーターとしてはあまり認められません。
これは確率論から考えると正しい見方なんですね。
よくテレビなどの医療系番組で、
10.20人に対しこのような効果がありました。
とやっていますよね。
これは上記のことから考えると信憑性は低いということになります。
ですからテロップには、
 賞状が気になる方は専門の医療機関を受信して下さい 
と出るんですね。
話を戻します。
当院では今までに数多くの体外受精の方が、
病院の処置だけで結果が出ないために、
鍼灸、
生活改善を組み合わせ無事にママになられたという事実があります。
ですが、
通常の採卵、
移植との組み合わせの成功率は、
病院だけの処置よりは少し+になります。
当院は2008年から不妊治療に携わっていますので、
鍼灸院レベルとしてはかなり多くの方の施術に携わりました。
数多くの不妊治療の方を診れば見るホと、
うまく行かないことが多いという壁にぶつかります。
ではどうやってその壁を登るか?
これには正しい情報と、
知識が必要になります。
いつも私が投稿に書いている3つの要素です。
これに鍼灸、
生活の見直しなどを+してなんとかして、
患者様とままになるという壁を登ろうともがいております。
私達鍼灸師が忘れてはいけないのが、
1 不妊治療はあくまで腕のいい病院での処置に+することが最大の効果を発揮する、
2 不妊治療は鍼灸だけでは難しい問題がある、
ということと私は思います。
流産でお悩みの方が一人でも多くままに慣れますよう心より願います。
不妊治療でお悩みの方はぜひご予約下さい。

- CafeLog -