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意外と多い甲状腺のトラブル。

2023.10.10
意外と多い甲状腺のトラブル。
当院には更年期障害が改善しない、
その他の症状で来院し、
実は更年期症状も気になっている、
どこか気になるところがあり来院したら、
実は更年期も絡んでいた
等色々なケースがあります。
この中で血行多いのが、
まだ病院に行ってはいないという方たちです。
その中でもまあまああるのですが、
病院で検査をしたら甲状腺に問題が見つかったというケースです。

更年期障害と自覚している人の医療機関の受診状況は、
『更年期症状・障害に関する意識調査』(2022年・厚生労働省 
によると、
40代女性の81.7%、
50代女性の78.9%が医療機関の診察を受けていないそうです。
ほとんどの人が受診をしないみたいです。
いつかはよくなると放置した結果、
病が進行しているという可能性もあります。
甲状腺機能異常には複数の病気が存在します。
ひとつはよく知られる『バセドウ病』
甲状腺機能亢進症。
これは、
動悸、
発汗過多、
手の震え、
食欲亢進、

イライラ感などの症状があります。
もうひとつは『橋本病』
慢性甲状腺炎で、
これは、
低体温、
疲労感、
動作緩慢、
寒気、
体重増加、
肩こりなどの症状で知られています。
どちらも更年期障害の症状ととてもよく似ています。
「甲状腺の病気は女性の患者さんが圧倒的に多いにも関わらず、
あまり知られていません。
また、
発症する年齢も更年期と重なるんです。
バセドウ病の好発年齢は20~30代ですが、
橋本病は40~50代以降です。
更年期だと思っていたら、
甲状腺の問題だったということは結構あるんです。
上記のことから当院では、
病院で検査を受けられていない方にはまず病院への受信をおすすめします。
そのうえで、
内容により薬と併用し治療計画を立てていきます。
不妊治療を受けられている方は、
不妊専門病院で治療を受けられている場合は、
甲状腺の検査はすることが多いのですが、
不妊治療と関係なく更年期症状、
PMS(月経前症候群)があり、
来院される方の中には病院での検査を受けられていない場合もあります。
ぜひ皆さん女性特有の症状が気になる場合は、
まず病院で検査を受けられてくださいね。
更年期症状、
PMS(月経前症候群)
でお悩みの方はぜひご予約下さい。

女性に多い冷え性 でも更年期になると体が熱くなるのはなぜ?

2023.09.06
女性に多い冷え性 でも更年期になると体が熱くなるのはなぜ?
これ不思議だと思いませんか?
通常女性は、
冷え性の人が多いんです。
でも更年期になると、
ホットフラッシュのように、
体が熱くなる、
顔だけ熱くなるという特有の症状も出現してきます。
でも冷え性が強くなる人もいるんです。
不思議ですよねえ?

現段階でわかっているのは、
エストロゲンの急激な減少により、
自律神経の調整がうまく行かないために起こる減少ということです。

簡単に理屈で説明すると→
ホットフラッシュが起こる主な原因は、
卵巣機能が低下することにより、
排卵が不安定になり、
エストロゲン分泌量が減少していくことです。
エストロゲンは本来、
下垂体という脳からの指令で調整され、
卵巣から分泌されます。
更年期が近づくと、
脳は卵巣へ「エストロゲンを出すように」と命令を出すのですが、
卵巣はエストロゲンを分泌する機能が落ちているため、
十分に分泌することができません。卵巣からエストロゲン分泌されないとさらに脳か
らの刺激ばかりが強くなり、
エストロゲン分泌量にゆらぎが生じます。
さらに脳の下垂体の上位のコントロールを行う視床下部では、
女性ホルモンだけでなく、
自律神経のコントロールもおこなっています。
自律神経は、
血圧や心拍、
発汗、
血管の収縮などを調節する神経です。
更年期になると下垂体が過剰に反応することにより、
視床下部からのホルモン分泌のコントロールも悪くなり。
自律神経のコントロールも悪くなります。
その影響で発汗や血管運動の調節が乱れ、
急に汗が吹き出してきたり、
ホットフラッシュが生じたりするのです。
また、
エストロゲン分泌量の低下だけでなく、
心身のストレスや環境、
ご自身の性格なども密接に関わり、
更年期障害の症状を悪化させることがあります。
自律神経は自分の意志と無関係に、
体の状態を正常に保とうとする神経です。
これが不安定になるために、
更年期では様々な症状が起こるんですねえ。
じゃあどうしたら自律神経を調節できるのか?
いくつか方法があります。
適度な運動。
バランスの良い食事。
室の良い睡眠。
などです。
これらに鍼灸、
適切な漢方などを組み合わせると、
薬だけよりもよりよい更年期症状の緩和が期待できます。
ヨガなんかもいいです。
更年期症状の緩和には、
女性ホルモンによる影響を抑えつつ、
自律神経の調節にいいと思われることを取り入れることになります。
更年期症状は、
軽い人から重症な方まで様々です。
産婦人科で適切な薬をもらいつつ、
上記のことを踏まえて向き合うと症状の緩和に期待ができます。
とは言ってもホットフラッシュの改善は、
結構むずいんですねえ。
さっきストーリーズにあげた
 ベジータの涙、願い 
を叶えるためにも、
スーパー盲人を目指すんだからもっともっと腕を磨かないとです。
スーパーサイヤ人になるためには
 とてつもない怒り 
が必要でした。

でもスーパー盲人に必要なことは
 揺るぎない治療家としての探究心 
です。
目指すは愛と勇気とホコリを借り備えたスーパー盲人。
そしてその先のスーパー盲人ブルーです。
あ、
身勝手の極意も体得しないとですね。
書いてて下らないけど今後も応援よろしくです。
更年期症状でお悩みの方はぜひご予約下さい。

女性ホルモンから診た関節痛の話②

2023.09.05
女性ホルモンから診た関節痛の話②
前回の続きです。
女性の方で関節痛の治りが悪いと、
女性ホルモンにいいからと言って、
。。の商品、
サプリ、
よくわからない漢方などを使われる方もいらっしゃいます。
当院では40代なかばから50代後半の女性で、
関節痛などの痛みが慢性化している場合は、
まずは一度産婦人科での検査を勧めます。
理由は、
血液検査が一番正確だからです。
正確な治療は、
正確な情報がなければ成り立ちません。
例えば、
40代後半で関節痛がなかなか治らないという場合。
産婦人科で検査を受けるとします。
ここでエストロゲンがかなり少ないということがわかりました。
ホルモン補充をします。
その結果何ヶ月かごには関節痛が治りました。
薬を外します。
これがそういう事です。
あまり改善しない場合。
もう一度血液検査をします。
薬を使っていれば前回とは違う結果になることもあります。
薬の成分が体に残るからです。
でも改善しないようなら薬を変えるという方法もあります。
ここに鍼灸、
漢方、
生活改善などを+していくとさらに治療効果が高まることがあります。
でもホルモン剤はまず使ってみないとわかりません。
正確な処置を施すためには、
病院での検査、
薬を使いつつ様子を見ることが大切になります。
これは関節痛だけでなく、
その他の不快症状でも同じことが言えます。
他にもなんだかだるいから病院で検査をしたら貧血で引っかかった。
増血剤を飲みます。
又検査して問題はなくなりました。
こうなると上記の症状が改善していることが多いです。
これは血液検査をしないとわかりません。
でも女性は貧血になりやすいからと言って、
検査をしないで鉄分の多いサプリ、
貧血に効果的と言われるよくわからない商品、、
上記のものを取り続けていてもあまり意味はないんです。
血液検査をして貧血に問題がなければ、
疲れやすい原因は別にあります。
そうやって原因がわかるものを検査で見抜いて必要な処置を施すのが西洋医学です。
でも西洋医学でもまだまだわからないことや、
更年期のように直ぐに効果が出ないという症状もあります。
ただ言えることは、
病院での検査、
投薬を踏まえて
鍼灸、
漢方、
生活改善などを組み合わせることで、
薬だけよりもよりよい治療結果を引き出すことも可能です。
女性のいろいろな不快症状でお悩みの方はぜひご予約下さい。

女性の体の不調と足の冷え。

2023.09.01
女性の体の不調と足の冷え。
こちらも何度か投稿させていただいていますが、
今回は少しアングルを変えてお話いたします。
女性の方で、
お体、
精神の不調などでご来院の方の中には足の冷えを気にされる方が多いです。
ですが実際は、
足の冷えがないという方も結構いらっしゃいます。
では私は、
足の冷えは無視するのか?
無視はしません。
ただ足の冷えが問題ではなく、
多くは運動習慣、
生活の乱れが問題です。
ですからここを改善すると足の冷えが改善することが多いです。
足が冷えてる→
運動習慣があまりない、→
寝る時間も遅い。
こうなると自律神経系、
ホルモン系が乱れ→
足の冷えにつながることが多いです。
いいですか皆さんよく考えてみてください。
生きている以上、
体全体に血液は流れています。
足だけ血液が少ないということは、
足の血管が詰まっていない限り起こりません。
ではなぜ足の冷えを感じるのか?
多くは運動不足、
生活の乱れなんです。
この2つが足りないと自律神経の働きが鈍くなります。
自律神経の働きは、
心臓や血管の動き、
呼吸、
消化の働き、
体温調節など、、
いずれも人間が生きていくには欠かせない機能の数々です。
血圧を自分で自在にコントロールしたり、
消化管の動きを止めたり、
汗を出したり止めたりして体温を操ることはできませんね。
これらの基本的には自分の意思では自由にできない機能を、
私たちが起きている間も寝ている間も、
全く無意識のうちにコントロールしてくれているのが自律神経です。
そしてこの自律神経とホルモン系はお互いに密接な関係になっています。
この2つを整えるためには、
適度な運動習慣、
室のいい睡眠が不可欠なんです。
人間は、
朝日を浴びることでスイッチが入り、
メラトニンという睡眠に必要なホルモンが多く分泌されます。
ですから朝日を浴びることは大切であり、
早寝をして、
朝日を浴びれるような生活にして睡眠の質を上げたほうがいいんです。
鍼灸は、
一時的にお体の状態を整えることは可能ですが、
上記2つと組み合わせないと効果が低くなります。
ストレスを体から抜くためにも、
適度な運動、
室の良い睡眠は不可欠なんです。
だから足の冷えがあるから→
ツボ押し、
足湯、
お風呂に長く入る、
足を温める、、、
だけでは改善されないんです。
エアコンの効きすぎの部屋、
寒い仕事場、
冬などでは対処療法的に温めたり、
服を重ね着することはいいのですが、
上記2つに目を向けないとなかなか改善されません。
ここで疑問
では女性アスリートには足の冷えはないのか?
結構あります。
ついでに生理不順、
生理が止まる方も多いです。
なぜか?
筋肉をつけすぎたり、
強度な運動を続けると女性ホルモンが乱れるからです。
でも競技から離れれば戻ることが多いです。
女性の体は実に奥が深いですねえ。
と言うことでまだまだ女性ホルモンの謎、
不妊治療の謎を解くために臨床に励みたいと思います。
ではまた

更年期障害 不安感、疲労、やる気が起きない、、が改善しました。

2023.08.30
更年期障害 不安感、疲労、やる気が起きない、、が改善しました。
お客様からのお慶びの声です。
こちらは更年期症状でご来院の女性の方です。
特に精神症状が気になり、
不安感、
イライラ、
疲れやすい、
やる気が起きない、
眠りが浅い、、、
などの症状がありました。
以前産婦人科に通院されていたそうですが、
薬が合わず現在は通院していないとのこと。
又、
安定剤は使いたくないとのことで、
飲まれていませんでした。
お話を伺うと、
必要以上に安定剤に対し
 やめれなくなったらどうしよう? 
という恐怖心を持たれていました。
このような場合は、
まずご本人様の意向をくんで処置を考えます。
今回はできるだけ薬は使いたくないとのご希望なので、
鍼灸と生活改善でトライしました。
施術としては、
全身調整、
頭、
首、
肩、
腰、
足、
本人の辛い場所に鍼を刺します。
生活では運動習慣、
早寝に気をつけていただき様子を見ました。
当院ではこのようなケースは珍しくないので、
まずは様子を見ます。
症状がきつい、
改善が見られない場合は、
患者様とよくお話をしてお薬をもらっていただきます。
初回より10日後に来院。
初回施術後はお体がスッキリされ、
なんとなく以前より症状が軽くなったと言われていました。
運動習慣、
早寝は気をつけているとのこと。
二回目も前回同様の施術です。
引き続き生活を気をつけていただきました。
2回目から2週間後に来院。
初回時よりも症状が軽くなってきたと喜ばれていました。
やはり適度な運動、
早寝は大切です。
この後付きに1.2回ほどの来院で、
6回目の来院時にはかなり症状は安定してきました。
更年期症状は女性ホルモンの、
 エストロゲン 
の急激な減少により引き起こされます。
エストロゲンはセロトニンという物質と深く関わりがあり、
セロトニンは精神状態を安定させる働きがあります。
更年期では、
エストロゲンが急激に減ることにより、→
セロトニンが減少し、→
結果的に精神的な不安症状が引き起こされると考えられています。
セロトニンは、
下記2つの神経伝達物質を調整しています。
ノルアドレナリン
緊張や不安、
集中、
積極性をもたらし、
ストレスに打ち勝とうとするときに働きます。
過剰になると攻撃的になったり、
ヒステリーを起こしたり、
パニックになったりします。
ドーパミン
喜びや快楽、
意欲をもたらす働きがあります。
過剰になると過食や買い物依存、
アルコール依存になったりします。
セロトニンは、
アドレナリンとドーパミンの2つが過剰になって暴走しないように、
調節しています。
ストレスがかかると放出されるノルアドレナリンは、
自律神経に働きかけて心拍数を上げたり、
血液量を増やしたりして、
活動しやすい状態を作ります。
一方、
ストレスになるようなツライ状況を乗り越えたときの達成感、
うれしい気持ち、
つまり快感をもたらすのがドーパミンです。
この2つをコントロールして、
気持ちを安定させるのがセロトニンです。
ストレスによる心身のダメージを減らすには、
それぞれの脳内物質のバランスが大事になります。
又、
セロトニンはメラトニンという睡眠に大切なホルモンと密接な関係になっています。
エストロゲンが減ると、
このバランスも崩れます。
そして自律神経系も乱れてきます。
ですので鍼灸だけでなく、
生活を整えることで更年期症状の緩和を目指すということになります。
但しひどい場合は、
薬と併用したほうがいいです。
今回のような精神症状がきつい場合、
ホルモン剤と、
安定剤を使うケースが多いですが、
安定剤は軽いものであればそんなに問題はないです。
症状が落ち着いてきたら外せばいいだけです。
詳細は来院時にお話いたします。
更年期による精神症状でお悩みの方はぜひご予約下さい。
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