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誤字脱字があるかと思いますが、ご了承お願いいたします。

女性ホルモンから診た関節痛の話②

2023.09.05
女性ホルモンから診た関節痛の話②
前回の続きです。
女性の方で関節痛の治りが悪いと、
女性ホルモンにいいからと言って、
。。の商品、
サプリ、
よくわからない漢方などを使われる方もいらっしゃいます。
当院では40代なかばから50代後半の女性で、
関節痛などの痛みが慢性化している場合は、
まずは一度産婦人科での検査を勧めます。
理由は、
血液検査が一番正確だからです。
正確な治療は、
正確な情報がなければ成り立ちません。
例えば、
40代後半で関節痛がなかなか治らないという場合。
産婦人科で検査を受けるとします。
ここでエストロゲンがかなり少ないということがわかりました。
ホルモン補充をします。
その結果何ヶ月かごには関節痛が治りました。
薬を外します。
これがそういう事です。
あまり改善しない場合。
もう一度血液検査をします。
薬を使っていれば前回とは違う結果になることもあります。
薬の成分が体に残るからです。
でも改善しないようなら薬を変えるという方法もあります。
ここに鍼灸、
漢方、
生活改善などを+していくとさらに治療効果が高まることがあります。
でもホルモン剤はまず使ってみないとわかりません。
正確な処置を施すためには、
病院での検査、
薬を使いつつ様子を見ることが大切になります。
これは関節痛だけでなく、
その他の不快症状でも同じことが言えます。
他にもなんだかだるいから病院で検査をしたら貧血で引っかかった。
増血剤を飲みます。
又検査して問題はなくなりました。
こうなると上記の症状が改善していることが多いです。
これは血液検査をしないとわかりません。
でも女性は貧血になりやすいからと言って、
検査をしないで鉄分の多いサプリ、
貧血に効果的と言われるよくわからない商品、、
上記のものを取り続けていてもあまり意味はないんです。
血液検査をして貧血に問題がなければ、
疲れやすい原因は別にあります。
そうやって原因がわかるものを検査で見抜いて必要な処置を施すのが西洋医学です。
でも西洋医学でもまだまだわからないことや、
更年期のように直ぐに効果が出ないという症状もあります。
ただ言えることは、
病院での検査、
投薬を踏まえて
鍼灸、
漢方、
生活改善などを組み合わせることで、
薬だけよりもよりよい治療結果を引き出すことも可能です。
女性のいろいろな不快症状でお悩みの方はぜひご予約下さい。

女性の体の不調と足の冷え。

2023.09.01
女性の体の不調と足の冷え。
こちらも何度か投稿させていただいていますが、
今回は少しアングルを変えてお話いたします。
女性の方で、
お体、
精神の不調などでご来院の方の中には足の冷えを気にされる方が多いです。
ですが実際は、
足の冷えがないという方も結構いらっしゃいます。
では私は、
足の冷えは無視するのか?
無視はしません。
ただ足の冷えが問題ではなく、
多くは運動習慣、
生活の乱れが問題です。
ですからここを改善すると足の冷えが改善することが多いです。
足が冷えてる→
運動習慣があまりない、→
寝る時間も遅い。
こうなると自律神経系、
ホルモン系が乱れ→
足の冷えにつながることが多いです。
いいですか皆さんよく考えてみてください。
生きている以上、
体全体に血液は流れています。
足だけ血液が少ないということは、
足の血管が詰まっていない限り起こりません。
ではなぜ足の冷えを感じるのか?
多くは運動不足、
生活の乱れなんです。
この2つが足りないと自律神経の働きが鈍くなります。
自律神経の働きは、
心臓や血管の動き、
呼吸、
消化の働き、
体温調節など、、
いずれも人間が生きていくには欠かせない機能の数々です。
血圧を自分で自在にコントロールしたり、
消化管の動きを止めたり、
汗を出したり止めたりして体温を操ることはできませんね。
これらの基本的には自分の意思では自由にできない機能を、
私たちが起きている間も寝ている間も、
全く無意識のうちにコントロールしてくれているのが自律神経です。
そしてこの自律神経とホルモン系はお互いに密接な関係になっています。
この2つを整えるためには、
適度な運動習慣、
室のいい睡眠が不可欠なんです。
人間は、
朝日を浴びることでスイッチが入り、
メラトニンという睡眠に必要なホルモンが多く分泌されます。
ですから朝日を浴びることは大切であり、
早寝をして、
朝日を浴びれるような生活にして睡眠の質を上げたほうがいいんです。
鍼灸は、
一時的にお体の状態を整えることは可能ですが、
上記2つと組み合わせないと効果が低くなります。
ストレスを体から抜くためにも、
適度な運動、
室の良い睡眠は不可欠なんです。
だから足の冷えがあるから→
ツボ押し、
足湯、
お風呂に長く入る、
足を温める、、、
だけでは改善されないんです。
エアコンの効きすぎの部屋、
寒い仕事場、
冬などでは対処療法的に温めたり、
服を重ね着することはいいのですが、
上記2つに目を向けないとなかなか改善されません。
ここで疑問
では女性アスリートには足の冷えはないのか?
結構あります。
ついでに生理不順、
生理が止まる方も多いです。
なぜか?
筋肉をつけすぎたり、
強度な運動を続けると女性ホルモンが乱れるからです。
でも競技から離れれば戻ることが多いです。
女性の体は実に奥が深いですねえ。
と言うことでまだまだ女性ホルモンの謎、
不妊治療の謎を解くために臨床に励みたいと思います。
ではまた

更年期障害 不安感、疲労、やる気が起きない、、が改善しました。

2023.08.30
更年期障害 不安感、疲労、やる気が起きない、、が改善しました。
お客様からのお慶びの声です。
こちらは更年期症状でご来院の女性の方です。
特に精神症状が気になり、
不安感、
イライラ、
疲れやすい、
やる気が起きない、
眠りが浅い、、、
などの症状がありました。
以前産婦人科に通院されていたそうですが、
薬が合わず現在は通院していないとのこと。
又、
安定剤は使いたくないとのことで、
飲まれていませんでした。
お話を伺うと、
必要以上に安定剤に対し
 やめれなくなったらどうしよう? 
という恐怖心を持たれていました。
このような場合は、
まずご本人様の意向をくんで処置を考えます。
今回はできるだけ薬は使いたくないとのご希望なので、
鍼灸と生活改善でトライしました。
施術としては、
全身調整、
頭、
首、
肩、
腰、
足、
本人の辛い場所に鍼を刺します。
生活では運動習慣、
早寝に気をつけていただき様子を見ました。
当院ではこのようなケースは珍しくないので、
まずは様子を見ます。
症状がきつい、
改善が見られない場合は、
患者様とよくお話をしてお薬をもらっていただきます。
初回より10日後に来院。
初回施術後はお体がスッキリされ、
なんとなく以前より症状が軽くなったと言われていました。
運動習慣、
早寝は気をつけているとのこと。
二回目も前回同様の施術です。
引き続き生活を気をつけていただきました。
2回目から2週間後に来院。
初回時よりも症状が軽くなってきたと喜ばれていました。
やはり適度な運動、
早寝は大切です。
この後付きに1.2回ほどの来院で、
6回目の来院時にはかなり症状は安定してきました。
更年期症状は女性ホルモンの、
 エストロゲン 
の急激な減少により引き起こされます。
エストロゲンはセロトニンという物質と深く関わりがあり、
セロトニンは精神状態を安定させる働きがあります。
更年期では、
エストロゲンが急激に減ることにより、→
セロトニンが減少し、→
結果的に精神的な不安症状が引き起こされると考えられています。
セロトニンは、
下記2つの神経伝達物質を調整しています。
ノルアドレナリン
緊張や不安、
集中、
積極性をもたらし、
ストレスに打ち勝とうとするときに働きます。
過剰になると攻撃的になったり、
ヒステリーを起こしたり、
パニックになったりします。
ドーパミン
喜びや快楽、
意欲をもたらす働きがあります。
過剰になると過食や買い物依存、
アルコール依存になったりします。
セロトニンは、
アドレナリンとドーパミンの2つが過剰になって暴走しないように、
調節しています。
ストレスがかかると放出されるノルアドレナリンは、
自律神経に働きかけて心拍数を上げたり、
血液量を増やしたりして、
活動しやすい状態を作ります。
一方、
ストレスになるようなツライ状況を乗り越えたときの達成感、
うれしい気持ち、
つまり快感をもたらすのがドーパミンです。
この2つをコントロールして、
気持ちを安定させるのがセロトニンです。
ストレスによる心身のダメージを減らすには、
それぞれの脳内物質のバランスが大事になります。
又、
セロトニンはメラトニンという睡眠に大切なホルモンと密接な関係になっています。
エストロゲンが減ると、
このバランスも崩れます。
そして自律神経系も乱れてきます。
ですので鍼灸だけでなく、
生活を整えることで更年期症状の緩和を目指すということになります。
但しひどい場合は、
薬と併用したほうがいいです。
今回のような精神症状がきつい場合、
ホルモン剤と、
安定剤を使うケースが多いですが、
安定剤は軽いものであればそんなに問題はないです。
症状が落ち着いてきたら外せばいいだけです。
詳細は来院時にお話いたします。
更年期による精神症状でお悩みの方はぜひご予約下さい。

PMS(月経前症候群)が改善されました。【イライラ、不安感】

2023.08.29
PMS(月経前症候群)が改善されました。【イライラ、不安感】
お客様からのお慶びの声です。
こちらは月経前症候群がありご来院の方です。
症状としては、
生理前のイライラ、
不安感、
下腹部の張り、
その他に肩こり、
眼精疲労などもありました。
施術前に月経前症状がきつくなったのがいつくらいか?
訪ねてみるとここ半年ほどとのこと。
病院でピルを処方され現在服用中。
できるならピルを外しても大丈夫な状態に戻りたいとのご希望です。
施術としては、
全身調整の鍼、
その他に下腹部、
足、
腰、
首、
肩などにも鍼を施します。
月経前症候群の改善には、
生活の見直しが大切になります。
ですから歩くこと、
早寝を生活の中で意識していただくようにお伝えさせていただきました。
ピルはそのまま飲んでもらいます。
ピルを飲んで生理を止めている間は、
月経前症候群の症状は収まるそうです。
ではどのタイミングからピルを外すか?
これはご本人が外してみたいと思ったときです。
多くの場合鍼灸を5回位で、
鍼灸開始後2.3ヶ月後に一度ピルを外される方が多いです。
私もそれでいいと思っています。
ピルを飲んでいない場合は、
患者様の状態を見ての判断ですが、
ピルを飲んでいて症状が収まっている場合は、
すぐにピルは外さないほうがいいです。
今回は来院後3ヶ月めに初めてピルを外して様子を見ましたが、
思いの外症状が落ち着いていました。
これは鍼灸と、
生活改善が功を奏したと思います。
今までにも月経前症候群の方の改善例は、
当院では数多くありますので、
今回もその一つになります。
ピルを有る一定期間飲むのは、
月経前症候群の場合仕方ないのですが、
あまり早くに生理を止めてしまうと、
よろしくないこともあります。
例えば、
骨密度の減少が早まる、
体重が落ちにくくなる、
その他の体の不調等です。
これらは出ない人は出ないのですが、
影響が出る場合もあります。
骨密度の減少が早くなる→
これはエストロゲンという女性ホルモンが骨密度の形成に関与しているため、
急激にエストロゲンが減少したり、
生理が早くになくなると→
顔が年齢より老け顔になったり、
ころんだときに簡単に骨が折れたり、
背中が曲がってくるなどに繋がります。
又女性ホルモンを薬で抑えることで、
月経前症候群の症状は改善しても、
体に何らかの不調が出ることもあります。
これらの対策としては、
やはり運動、
生活習慣の見直しです。
ピルだけの処置よりも、
鍼灸、
漢方、
生活を見直すことでいろいろな改善が期待できます。
PMS、
月経前症候群でお悩みの方はぜひご予約下さい。

PMS(月経前症候群)が改善されました。

2023.08.26
PMS(月経前症候群)が改善されました。
お客様からのお慶びの声です。
こちらは月経前症候群がありご来院の方です。
症状としては、
生理前のイライラ、
異常な胸の張り、
頭痛の頻発、
その他に肩こり、
眼精疲労などもありました。
施術前に月経前症状がきつくなったのがいつくらいか?
訪ねてみるとここ一年ほどとのこと。
病院には行っていなく、
仕方ないと半分諦めていたそうですが、
最近あまりにもイライラするのでまずいと思いご来院されたそうです。
生理痛も少し気になるらしく、
生理後はいらいらも普通に戻るそうです。
上記のことから、
あきらかに月経前症候群の症状です。
施術は、
首、
肩を始めおつ来場所、
全身調整、
女性の症状の緩和が期待できる場所に鍼を施しました。
生活上の注意としては、
運動習慣、
早く寝るなどに注意していただきました。
10日後に再来院。
運動習慣、
早寝を意識されているそうで、
体の調子はいいと言われていました。
前回の施術後は、
体がスッキリされたそうで喜ばれていました。
この2週間後に来院。
鍼を始めてから初めての高温期。
いつもよりはイライラしなかったそうです。
また、
胸の張りも施術前のときよりも軽いとのこと。
このあとは月に2回ほどのペースでご来院。
次の高温期、
その次の高温期にも症状は緩和されていました。
現在は月に、
1.2回ほどのご来院ですが、
月経前症候群、
生理痛の症状は安定されています。
今回の処置のポイントは、
鍼灸と、
生活改善になります。
月経前症候群は、
女性ホルモンのアンバランスから発症しますので、
女性ホルモンが整ってくると症状は改善されます。
月経前症候群でお悩みの方はぜひご予約下さい。




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