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更年期になると手指の痛みが生じることがありますが、それは女性ホルモンの減少が原因かも?

2023.10.16
更年期になると手指の痛みが生じることがありますが、それは女性ホルモンの減少が原因かも?
「更年期の頃から、
手の指がこわばったり、
関節部分が腫れたり、
痛くなったり、
物を持ちづらくなったり、
曲がったりするようになった」。
そんな話を聞いたことがある人は多いかもしれません。
特にこの症状は女性に多いと言われています。
女性ホルモンには、
エストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。
このうち女性の健康に大きく関与しているエストロゲンは、
の分泌量は、
ライフステージによって大きく変化すると言われています。
思春期に急増し、
20~45歳くらいの性成熟期を経て、
更年期(閉経の前後5年間)になると急速に減少していきます。

 
エストロゲンが急激に減少する更年期に起こるのが、
更年期障害です。
顔のほてり、
過度の発汗、
イライラなどの症状がよく知られていますが、
手指の不調が起こることはあまり知られていないんです。
 
「エストロゲンには、
さまざまな組織を滑らかに保つという作用があります。
そのため、
エストロゲンが減少すると、
筋肉と骨とを結びつけている腱、
その腱を包み込んでいる腱鞘(けんしょう)、
関節を覆う滑膜、
軟骨などが硬くなってしまいます。
その結果、
炎症が起きやすくなります。
また、
更年期だけでなく、
妊娠・授乳中も手指がこわばったり、
腱鞘炎になったりしやすいです。
これも妊娠・授乳に伴って一時的にエストロゲンの分泌が減ってしまうためです。
当院でも他の症状で来院され、
上記の症状が鍼灸でよくならないか?
とよく聞かれます。
以前の投稿でも書きましたが、
このような場合に女性ホルモンの現象が絡んでいることが多いです。
特にエストロゲンの減少です。
ですので当院では、
上記の症状を発症してあまり期間が過ぎていない場合、
できるだけ早くに産婦人科に受信するようにおすすめします。
産婦人科で検査をすれば、
エストロゲンが減少しているかどうか?
はわかります。
それにより適切な薬が処方されることがあります。
但し他の病気との兼ね合い、
程度により薬が出ない場合もあります。
そのような場合に、
■エストロゲンを補うサプリメント
として、
エストロゲンによく似た構造を持つ大豆イソフラボンの代謝物である
エクオール
のサプリがあり、
一定の効果があると言われています。
但しこれも症状が慢性化している場合はあまり効果がありません。
手指の関節が痛い、
こわばりが気になるという方は、
まずは産婦人科で診察を受け、
薬が出ない場合は、
サプリを試すのも一つの方法です。
又鍼灸と生活を整えることは、
症状が軽ければお薬と併用することで、
更なる相乗効果が期待できます。
なおこのようなときに、
マッサージ、
ただの電気治療はほとんど効果はありません。
あくまで適切な病院での処置が最優先です。

手指の関節が痛い、
こわばりが気になる方はぜひご予約下さい。

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