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顔面神経麻痺

2022.12.14
顔面神経麻痺
今回は顔面神経麻痺についてのお話です
顔面神経麻痺は比較的臨床でも多く遭遇する症状です
基本的に突然発症します
末梢性では原因はウイルス性、原因不明、が多く中には脳からの問題(中枢性)の場合もあります
事故の後遺症で発症することもあります
鍼灸の適応は一般的に末梢性です
症状としては突然片側の顔面の筋肉に力が入りにくくなり以下のような症状が出ます
口の中のものが溢れる
顔がしびれる
ろれつが回らない
まぶたが明らかに重たい
などです
こういう場合はすぐに病院に行ってください
夜間でも救急で言ってくださいね
と言うのは、顔面神経麻痺は最初の処置が勝負になるからです
末梢性でも中枢性でも同じです
中枢性では命にかかわるので怖いんです
MRIを取れば中枢成果末梢性かわかるので大丈夫ですが、症状があまりひどくなく血圧も問題なければ末梢性のことが多いです
末梢性ではまずステロイドの処置からです
この時症状がひどくても治る人は治りますが、かるそうでも麻痺が残ることもあります
ステロイドは点滴、投薬などがありますが2.3週間程度してから手術がいい場合もあります
以前に比べ顔面神経麻痺の手術件数も増えてきているのでそんなに怖い手術ではないんです
末梢性顔面神経麻痺 | みんなの医療ガイド | 兵庫医科大学病院
https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/186
で手術後、手術適応街の場合に適切な鍼灸と内容に応じた顔の筋肉の運動は効果的なんです
但し臨床経験が多くないとあまり効果が期待できません
基本的に電気鍼は行わないほうがいいです
理由があるのですが、長くなるのでカットしますね
で病院ではステロイドが終わると血流改善の薬と、ビタミン剤しか出ません
ということは最初のステロイドが大切ということなんです
治療のポイントは炎症を早く抑え、麻痺している顔面神経の再生です
で鍼灸の目的は、炎症を抑える、神経の再生を促すということです
当然薬と併用です
で運動法ですが、これが顔面神経麻痺の回復具合に応じた方法があります
処置が遅いと鍼灸の効果もあまりわかりません
ですので当院ではできるだけ早くから薬との併用治療を勧めます
麻痺なのでほっとけば麻痺した筋肉の再生が遅くなります
但し脳梗塞などのリハビリと違い、どんどん麻痺した筋肉、神経にアプローチをすると変に顔面神経が再生されるので注意が必要です
こんな感じですが、運悪く発症しますのでもし発症した場合はすぐに病院にいかれてください
ではまた

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