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昔から好きだったこの今日 ろくなもんじゃねえ 長渕剛

2022.11.07
昔から好きだったこの今日 ろくなもんじゃねえ 長渕剛

ぴいぴいぴい ぴいぴいぴい…

人恋しくて 誰かにしがみつき
弱虫ばかりで飛び出した18の俺
愛はいつも大嘘つきに 見えて
知らないうちに 一人が好きになってた
見えない何かに背中を押され
夢中で転がりやっとつかんだものに
心を引き裂かれちまった
心をなじられちまった

悔しくて 悲しくて こらえた夜
大嫌いだぜ 大嫌いだぜ
ろくなもんじゃねえ
ぴいぴいぴい ぴいぴいぴい…
この曲のインパクトは、何といっても「ぴいぴいぴい…」という歌い出しのフレーズ。
心の隙間に吹き荒れる風の音を表した言葉だろうか。
初めて聴いたときは、そんなことも想像しました。
その意味を知ったのは、随分と後になってからのこと。
そう、「ぴいぴい(ピーピー)泣く」の「ぴいぴい」です。
大きな声で泣くのとは異なる、弱々しい泣き方。
傷つき、打ちひしがれた若者が、孤独にむせび泣くさまを見事に表現しています。
歌詞の中で「知らないうちに一人が好きになってた」と明かす「俺」。
「夢中で転がりやっとつかんだもの」とは、人恋しさを癒やしてくれる「愛情」だったのでしょうか。
大切にしていたものに、心を「引き裂かれ」「なじられ」てしまったショックがうかがえます。

思いやりと優しさが腐るほど鼻について
殴ったあいつの頬
握りしめたこぶしは やり場のない俺の心に
いつしか突き刺さってた
どこかで 誰かが 俺を待っててくれる
夢中で転がりやっと見つけたものに
心を裏切られちまった
心を笑われちまった

悔しくて 悲しくて こらえた夜
大嫌いだぜ 大嫌いだぜ
ろくなもんじゃねえ
ぴいぴいぴい ぴいぴいぴい…
2番へと続いた歌詞のテーマは「友情」のように思えます。
「あいつ」が見せた「思いやりと優しさ」は、「俺」に対する優越感からのものだったのでしょうか。
「腐るほど鼻について」と感じた瞬間、衝動のままに頬を殴ってしまった「俺」。
しかし、その「握りしめたこぶし」は結局、自らの「心に突き刺ってた」のでした。
後に残ったのは心を「裏切られちまった」「笑われちまった」という悔しさと悲しさです。
夜をこらえながらも抑え切れなかった思いが、「ろくなもんじゃねえ」という咆哮(ほうこう)。
締めくくりもまた、「ぴいぴいぴい…」という、むせび泣きです。
その余韻は、むせび泣くようなハーモニカの響きと共鳴します。


傷つき、打ちひしがれた若者が、孤独にむせび泣くさまを見事に表現しています。
歌詞の中で「知らないうちに一人が好きになってた」と明かす「俺」。
これは渡しの場合、全盲ゆえの苦しみでした
見えない、見えないそのためにいろいろなことを我慢せざるをえない、
見たくても見えない
自由がない
どうしようもない虚しさだけの日々でした
すぐ目の前に落ちた、小銭さえわからない
周りの人に
すごい姉すごいねえと言われても虚しさしか残らない
まさに
ろくなもんじゃねえ
と叫びたかったです
でも今は違います
この時の悔しさ、虚しさ、歯がゆさ全てを飲み込んでスーパ盲人になります
そしてその先のスーパ盲人ブルーを目指します
スーパ盲人ブルーになり身勝手の極意を習得するまで天には帰れません
スーパ盲人となり雲の軍団とともにどこまでも突き進みます

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