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年を取るほど「好かれる人」と「嫌われる人」がはっきり分かれる…!両者の「最大の違い」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

2023.12.19
年を取るほど「好かれる人」と「嫌われる人」がはっきり分かれる…!両者の「最大の違い」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a6e022a6fee47783fb1d5f3d1dfdca636a621ea?source=rss
この記事なかなか面白いです。
その中で唯一、
希望を感じさせてくれたのが、
フランス文学者・思想家など多くの肩書を持つ
内田樹( たつる)氏の文章です。
内田氏は合気道七段の武道家でもありますが、
ご自身の師匠にこう言われたそうです。
「合気道家は入れ歯がすぐに合うようでなければならない」
自分にぴったりの入れ歯を求めると、
なかなか満足のいくものは得られません。
型取りをしても、どこかが当たったり、緩かったりします。逆に入れ歯に口を合わせるというふうに発想を変えれば、即、問題は解決です。もちろん、最初は違和感があるでしょうが、使っているうちに慣れて、フィットするようになります。また、
苦労して自分にぴったりの入れ歯を作っても、
しばらくすると歯茎がやせたりして、また違和感を覚えるようになります。

 内田氏は文中に、「合気道に限らず、武道というのは『与えられた状況に最適化すること』をめざす」とも書いています。
「最適化」とは、相手の状況に合わせてもっとも自由度の高い状況を作るということで、そうすることによって次の行動の選択肢が最大化し、
「何が起きても大丈夫」という心持ちになるのだそうです。

さらに、
「そのためには『自分らしさ』とか『自分なりのこだわり』とか『自分としてはこれだけは譲れぬ男の意地』とかいうものはあってはならない。
そんなものがあると、
自由度が下がるばかりで、
気は上がるし、肩ひじはこわばるし、ろくなことにならない」とも書いています。

 内田氏のこの文章には、好ましい老い方へのヒントがあります。昨今、新聞などでは、「自分らしい生活」とか「自分らしい最期」というような優しげな文言がよく見られますが、それが叶えられれば言うことはありません。しかし、簡単ではないはずです。そんなウケのいい言葉に惑わされず、与えられた状況に自分を合わせることが、いろいろな不如意や不具合の起こる老いへの賢明な対処法だということです。
合気道の植芝盛平開祖は、
「合気とは敵と闘い敵を破る術ではない。 世界を和合させ人類を一家たらしめる道である。 即ち、合気道の極意は、おのれを宇宙の動きと調和させ、おのれを宇宙そのものと一致させることにある。
修行者は、このことを日常の鍛錬を通じて 悟るべきである。」
とおっしゃっています。
簡単にまとめさせていただくと、合気道は敵を打ち破るための武道ではなく、あらゆる人々と調和して、
手と手を取り合って一体となるような、
和合を目的とした武道だ、ということになります。 植芝盛平開祖は常にこの和の心こそが合気道の真髄であると説いておられました。
生きているといろいろなストレス、
老い、
自分のお枯れている環境など様々なことに遭遇します。
私も見えなくなり、
30数年が過ぎましたが、
見えないことを受け入れることは、
まだ完全ではないです。
もともと見えていましたから、
できることなら見えるようになりたい、
見えていたらもっと自由に色々できるのになあ、、、
という気持ちは常につきまとっています。
でもそれにとらわれてばかりですと、
ストレスだらけになるので今の自分の可能性を高め、
見えないなりに人生を楽しもうとしています。
少し前の投稿にも書きましたが、
受け流す
ということは武道でも、
人生でも同じような意味合いのように思えます。
もうすぐ井上尚弥の試合ですね。
きっとKO勝利すると思われます。
ボクシングや柔道では相手の技を受け流し、
決める。
ということになります。
天才井上の試合楽しみだなあ。


 

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