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不妊治療 卵子凍結

2023.09.18
不妊治療 卵子凍結
こちらは不妊治療中の方からよく聞かれることの質問の一つです。
皆さんはどう思いますか?
卵子凍結は、
10代→30代前半のうちに卵子を凍結して、
将来の体外受精に備えるという方法です。
東京都が他の自治体に先駆け、
先日一部助成を発表しました。
今までは、
子宮がん、
その他の病気により将来妊娠が難しい場合一つの選択肢として行われることがありました。
近年不妊治療を受けられる方が増え、
一つの選択肢として数年前から不妊治療の世界でも注目されています。
確かに若い卵子の方が体外受精の成功率は高いんです。
室のいい卵を作るためには、
若い卵子の存在は大きいのは事実です。
実際、
海外で卵子提供を受ける場合使われる卵子は、
若い卵子です。
そしてもっと確率を上げるのなら、
出産経験のある30代前半までの卵子です。
これは若い卵子でも出産経験のある卵子と、
そうでない卵子では差がでるからなんです。
旦那様の精子と、
出産経験のある卵子で卵を作り→
胚盤胞まで育ったら→
着床前診断を行い→
白の卵を移植する。
これが一番ままになる確率が高いです。
これでだめなら、
この玉子を使い→
代理母出産です。
りろんてきにはここまでやれば9割以上はママになれるんです。
とは言っても、
卵子凍結をして、
結婚をした場合まずは自然妊娠を目指す方が多いでしょうから、
実際凍結卵子を使われる方はそんなに多くはないと思われます。
ただ不妊治療に進み、
体外受精を繰り返してもなかなか結果が出ないという方もいるのが実情です。
今後そういう方たちを少しでも減らす一つの方法としては、
若い内に卵子凍結を行うということは、
一つの選択肢として考えてもいいと思います。
これと別に、
体外受精に進み先に卵のストックを作る→
 貯卵 
という考えもあります。
これも確かに若いときの卵のほうが妊娠の確率が高いので、
一つの方法としては間違ってはいないんです。
例 31歳で作った卵よりも、
35歳の卵のほうが妊娠率は下がる。
ですので一人目のときに体外受精に進み、
将来に備え卵を凍結しておくという考えも間違っていないんです。
老化は確実に進みますから。
では一人目が体外受精の場合、
二人目は必ず体外になるのか?
そうでもないんです。
当院でもある一定数は、
一人目は大概、
二人目は自然というケースもあります。
でも不妊治療は時間との勝負ですので、
二人目を考えるときはケースバイケースです。
今回は卵子凍結のお話でしたが、
まだまだ謎多き不妊治療。
一人でも多くの不妊治療でお悩みの方のお力になれるように今後もがんばります。
不妊治療でお悩みの方はぜひご予約下さい。


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