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便秘の対処法 2
2023.07.21
便秘の対処法 2
前回の
便秘の対処法
の続きです。
【薬による違い】
便秘薬には、
1 刺激性、
2 非刺激性
に別れます。
1 刺激性は、
大腸に直接作用して腸を動かし、便を送り出します。
便秘を解消するには、
腸が動く「ぜん動運動」が重要ですが、
刺激性便秘薬がぜん動運動を促してくれるので、
しっかりとした効き目が得られやすいのが特徴です。
ちなみに冷たい牛乳を一気に飲むと、
お腹を下すという方は多いですよね。
これがこの薬の作用と似ています。
2 非刺激性は、
便のほうに作用して排便を促すタイプの便秘薬です。
便や腸に水分を集めて便を軟らかくする「浸透性下剤」と、
食物繊維で便の量を増やす「膨張性下剤」があり、
どちらも便を出しやすい形にすることで、
自然に近いお通じをサポートします。
内科などでは、
一般的にマグネシウムが処方されることが多いですが、
親切な病院では、
その方の便秘の内容により薬を処方してもらえます。
【食材による違い】
繊維質の食材は、
1 水溶性
2 不溶性
に分けられます。
1 水溶性の食材は、
ネバネバ系とサラサラ系があります。
水溶性食物繊維を多く含む食品
昆布、
わかめ、
こんにゃくいも(※)、
果物、
里いも、
大麦、
などに含まれています。
特徴として、
粘着性により胃腸内をゆっくり移動するので、
お腹がすきにくく、
食べすぎを防ぎます。
糖質の吸収をゆるやかにして、
食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
又胆汁酸やコレステロールを吸着し、
体外に排泄します。
大腸内で発酵・分解されると、
ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、
整腸効果があります。
2 不溶性は、
穀類、
野菜、
豆類、
キノコ類、
果実、
海藻、
甲殻類(エビやカニ)の殻にも含まれています。
胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、
腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、
便通を促進します。
よく噛んで食べるので、
食べすぎを防ぎ、
顎(あご)の発育を促すことで、
歯並びをよくします。
大腸内で発酵・分解されると、
ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、
整腸効果があります。
ですが水溶性食物繊維より発酵性は低いです。
上記のように体の内側からのアプローチも違いがあります。
お薬もそうですが、
食材も自分にどれが合うか?
いろいろ試してみて、
自分のお通じが改善されるものをチョイスするといいです。
特に食材については、
ある人は納豆、
ある人はヨーグルト、
ある人は青汁が効くというように、
その人によりお通じに効果のあるものも変わってきます。
又今までヨーグルトでお通じが良かった人でも、
ある時期からあまり効果を感じないということもあります。
これはその時時で腸内環境が変化するために起こる減少です。
このような場合は、
その時時で自分のお通じの改善にいい食材を見つけ、
その食材を積極的に摂取すると効果的です。
腸内環境はその時時で代わることが多いです。
腸内環境が生まれつきいい人は、
何もしなくてもお通じには困りません。
しかしそうでない方は、
いろいろ試してみることで腸内環境をより良い状態に保つことが可能になります。
今回は、体の中からのアプローチについて簡単にまとめてみました。
皆様のお役に立てれば幸いです。
2023.07.21
前回の
便秘の対処法
の続きです。
【薬による違い】
便秘薬には、
1 刺激性、
2 非刺激性
に別れます。
1 刺激性は、
大腸に直接作用して腸を動かし、便を送り出します。
便秘を解消するには、
腸が動く「ぜん動運動」が重要ですが、
刺激性便秘薬がぜん動運動を促してくれるので、
しっかりとした効き目が得られやすいのが特徴です。
ちなみに冷たい牛乳を一気に飲むと、
お腹を下すという方は多いですよね。
これがこの薬の作用と似ています。
2 非刺激性は、
便のほうに作用して排便を促すタイプの便秘薬です。
便や腸に水分を集めて便を軟らかくする「浸透性下剤」と、
食物繊維で便の量を増やす「膨張性下剤」があり、
どちらも便を出しやすい形にすることで、
自然に近いお通じをサポートします。
内科などでは、
一般的にマグネシウムが処方されることが多いですが、
親切な病院では、
その方の便秘の内容により薬を処方してもらえます。
【食材による違い】
繊維質の食材は、
1 水溶性
2 不溶性
に分けられます。
1 水溶性の食材は、
ネバネバ系とサラサラ系があります。
水溶性食物繊維を多く含む食品
昆布、
わかめ、
こんにゃくいも(※)、
果物、
里いも、
大麦、
などに含まれています。
特徴として、
粘着性により胃腸内をゆっくり移動するので、
お腹がすきにくく、
食べすぎを防ぎます。
糖質の吸収をゆるやかにして、
食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
又胆汁酸やコレステロールを吸着し、
体外に排泄します。
大腸内で発酵・分解されると、
ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、
整腸効果があります。
2 不溶性は、
穀類、
野菜、
豆類、
キノコ類、
果実、
海藻、
甲殻類(エビやカニ)の殻にも含まれています。
胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、
腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、
便通を促進します。
よく噛んで食べるので、
食べすぎを防ぎ、
顎(あご)の発育を促すことで、
歯並びをよくします。
大腸内で発酵・分解されると、
ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、
整腸効果があります。
ですが水溶性食物繊維より発酵性は低いです。
上記のように体の内側からのアプローチも違いがあります。
お薬もそうですが、
食材も自分にどれが合うか?
いろいろ試してみて、
自分のお通じが改善されるものをチョイスするといいです。
特に食材については、
ある人は納豆、
ある人はヨーグルト、
ある人は青汁が効くというように、
その人によりお通じに効果のあるものも変わってきます。
又今までヨーグルトでお通じが良かった人でも、
ある時期からあまり効果を感じないということもあります。
これはその時時で腸内環境が変化するために起こる減少です。
このような場合は、
その時時で自分のお通じの改善にいい食材を見つけ、
その食材を積極的に摂取すると効果的です。
腸内環境はその時時で代わることが多いです。
腸内環境が生まれつきいい人は、
何もしなくてもお通じには困りません。
しかしそうでない方は、
いろいろ試してみることで腸内環境をより良い状態に保つことが可能になります。
今回は、体の中からのアプローチについて簡単にまとめてみました。
皆様のお役に立てれば幸いです。