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不妊治療 一般的な刺激系の病院とKLC系列の違い 2

2023.06.28
不妊治療 一般的な刺激系の病院とKLC系列の違い 2
前回からの続きです。
KLC系列では基本的に採卵しても取れる卵子の数が少ないです。
そうなると結果的に凍結できる卵は少ないです。
ですから採卵回数が増える傾向にあります。
一方刺激系の病院では、その方にもよりますがうまく卵巣が反応して治療が
合えば一回の採卵で複数の卵子が取れ、結果的に複数の卵ができることが多いです。
あくまでうまく行けばの話です。
卵子が多く取れてもあまり胚盤胞にならない、うまく受精しないなどもあります。
単純に考えると一回の採卵である程度の卵子が取れて、
卵が複数できればそのほうがいいと思いますよね?
でもそんなに甘くないんです。
一般的な刺激系の病院で簡単にうまくいく人ならそれでいいんです。
ただこういう方は全体の一部です。
何回か採卵、移植を繰り返すことになります。
3.4回ほど妊娠しないという場合、転院ということも考えたほうがいい場合もあります。
3.4回も妊娠しないんならそうだよねえ??
と思われるかもしれませんが、体外受精に進んで3.4回うまく行かないという事は
結構多くあります。
じゃあ最初からKLC系列で体外受精を行っている人の場合どうするの?
個人的にはAMHが普通なら私なら転院も考えたほうがいいと思います。
でもこれあくまで個人的な意見です。
お金もかかることだし、他の病院の処置を受けてもいいと思います。
他にもKLC系列は胚盤胞移植にこだわる病院が多いです。基本的にはこだわります。
胚盤胞にこだわると必然的に胚盤胞にならない方は採卵を繰り返すことになります。
但し最近は胚盤胞にならない方の場合分割胚、初期胚移植も以前よりは行うみたいです。特にKLCから独立した病院にその傾向が強いです。
もう一つ、KLCの本院の特徴は、他の不妊専門病院に比べ常勤の医師の数が
多いということです。
常時10人以上の医師がいて、治療方針も同じなので誰に診てもらっても安心できます。
こういう病院少ないんです。
不妊専門病院で、常勤の医師が常に10人以上という病院はおそらく全国でも
KLCだけでしょう。
それだけ不妊専門医からみても魅力ある病院と思われます。

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