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不妊治療成功の鍵 染色体異常のない卵

2023.01.16
不妊治療成功の鍵 染色体異常のない卵
不妊治療の成功の鍵ははっきり言えば染色体異常のない卵です。染色体異常のない卵だけか?そうではないんですが、これが7.8割と考えておかしくないです。いろいろな論文がありますが、妊娠、出産を考えると1 染色体異常のないたまご2 子宮環境3 その他の原因『ビタミン、ホルモンその他の問題』上記の中で染色体異常のない卵で何度も妊娠しない、流産する場合は、他の問題か?そうでもないんです。下記に着床前診断の説明を先に書きますね。着床前診断の説明着床前診断のメリットとデメリットメリット妊娠率の向上、流産率の低下に期待できる。染色体異常のある卵を移植から除外することにより、流産リスクの減少が期待されます。正しい数の胚を移植することにより、妊娠率(着床率)の向上に期待できます。妊娠までの時間を短縮できる可能性があり、上記のように染色体に異常が見つかれば移植をせず、次の周期は採卵をすることができ、時間を有効に活用できます。肉体的、精神的負担を減らせる。出生前診断と違い、胚を戻す前に検査をしますので、肉体的負担が少ないです。また、流産率の低下に繋がりますので精神的負担を避けられる可能性も高まります。お子さまの染色体異常の予測ができる。染色体異常に起因する先天性疾患の可能性を減らすことができます。デメリット胚盤胞へのダメージの心配。細胞採取時の胚へのダメージにより着床ができなかったりします。しかし、流産や児への安全性には問題ないと考えられています。検査の限界がある。検査や解析が不成功に終わる可能性があります。精度が100%ではない。採取する栄養外細胞は、将来胎盤になる部分であることから、精度が100%ではなく、検査をしても偽陰性や偽陽性と判定される場合があります。正常と判定されていても、流産が起こる可能性があります。また、すべての染色体異常がわかるわけではありません。移植できる胚が1つも無かった、ということもある。異数性胚などは移植から除外するため、結果移植できる胚が無いということもあります。胚移植あたりの妊娠率は上昇しても採卵あたりの妊娠率は有意差がない胚盤胞へのダメージの心配。細胞採取時の胚へのダメージにより着床ができなかったりします。正常と判定されていても、流産が起こる可能性があります。これがあるので白の卵でも妊娠しな買ったり、流産することもあります。ただし着床前診断をしないで普通に移植するよりもかなりの高い確率で妊娠はします。でも、1.2割の方は流産することがあるのも事実です。もし私が神戸のある病院の近くで開業できたらもっと多くの方の笑顔を見れると思います。神戸以外でもいくつかありますが、、で、これから将来ままになることをお考えの若い方におすすめの選択肢が卵子凍結です。卵子は若いほうがいいのは事実です。但しコストが掛かります。あくまで参考までに。では年齢が行ってから結婚してる私はどうすればいいの?基本的には、採卵、移植を繰り返すことになります。これが不妊治療では王道になります。この期間を短縮するためには、着床前診断は必須なんです。でも日本ではなかなか難しいんです。じゃあ他の選択肢は?国内での卵子提供これは現段階ではほとんど難しいです。海外ではどうか?可能です。但し高額です。地域によっても金額が違います。アジアは比較的安いです。ハワイは高いです。でも高いのには理由があります。ここでは書けませんが。他の選択肢は?子宮を借りる、代理母です。ただこれは染色体異常のない卵でなければ意味はあまりないと思います。ここまで読むと卵子のことばかりですが、精子は関係ないか?そうなんです。実はあまり関係ないんです。精子が殆どないという場合は、誰かの精子が必要です。ただ普通に精子が取れる場合は、ほとんど問題がないと考えられます。じゃあ不妊治療がうまく行かないのは卵子の問題?そうではないんです。上記に書いたように受精卵は、卵子と精子が合体してできる別の生命体だからです。でも卵子が若いほうがいいのは事実です。でここで卵子が若ければそれでいいの?と質問したいですよね?そうなんですが、実は若くても卵子の質があまり良くない場合があります。現段階では、検査方法はないですが、これがAMHが低すぎたり、高すぎたりする場合に染色体異常のない卵ができにくいという事実からある程度卵子の質に影響していると考えても不思議ではないと思います。一般的にAMHは卵巣年齢を表すので、卵子の質とは関係ないと言われていますが、極端に低かったり、高かったりする場合は妊娠しにくい一つの原因と考えて自然と思います。でも先程書きましたが、卵は卵子と精子の合体した生命体なのでAMHの問題があっても必ずしも卵子の問題だけではないと思って下さいね。卵子の染色体を調べればいいじゃん?そうなんですが調べた卵子は使えないのであまり意味がないんです。精子も同じです。絶対にこうすれば妊娠できるという方法はないんです。これが不妊治療の謎なんです。あくまで授かりものですから。望まない妊娠もあれば、望んでもかなわない妊娠があります。これが事実です。ただし、西洋医学の進歩によりかなり高い確率でままになれるようになったのは事実です。
現段階で言えることは1 不妊治療はできるだけ早くに始める 2 腕のいい病院にかかる 3 可能ならどんどん体外受精にステップアップする
になります
こうやって書いていると終わりがないので今回はここまでにします。不妊治療でお悩みの方皆様にハッピーな日が訪れることを祈ります

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