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化粧品 「コラーゲン配合」に惑わされていませんか?
2023.01.13
化粧品 「コラーゲン配合」に惑わされていませんか?
コラーゲン入りを信じるか?
コラーゲン=お肌プルプル、そんなイメージを持っている方も多いと思います。
コラーゲンを化粧品やサプリで補えば、本当に肌はプルプルになるの?
その話をする前に、まずはコラーゲンについて簡単におさらいしましょう。
コラーゲンとは、体を構成するタンパク質の一種。19もの種類があって、
体のあちこちで細胞同士を結びつけたり、臓器を支えるなどの役割を果たしています。
また、皮膚の主要な成分の一つでもあります。
皮膚のコラーゲンは肌の土台部分である真皮層に存在し、ハリと弾力で
皮膚を支えています。
コラーゲンは肌の中に入る。これって嘘、本当?
加齢に伴う皮膚とコラーゲンの変化
皮膚を支えてハリをもたらすコラーゲンは、体内でつくられています。
ですが、つくる力は年齢とともに低下。
皮膚のコラーゲンは、40歳を過ぎると減っていきます。
年齢肌にハリがなくなり、シワやたるみができるのはこのためです。
「だからコラーゲン配合の化粧品をつけて真皮のコラーゲンを増やすんですね!」
そう思っている人もいるようですが、それは間違い。
現時点の化粧品では、皮膚の外から真皮にコラーゲンを入れることはできません。
せいぜい、入るのは表皮の角質層までです。
コラーゲンは分子が大きく、角質層までしか浸透しません。
そのため、コラーゲン配合の化粧品をつけても、真皮のコラーゲンを
直接増やすことはできません。
ではなぜ化粧品にコラーゲンが配合されているのか?
それはほとんどの場合が皮膚を保湿するためです。
コラーゲンは、水分を抱え込んで肌をうるおいで満たす保湿成分でもあるのです。
コラーゲンは肌の万能選手!と 思っていた方は、「それだけ?」と
ちょっとがっかりするかもしれませんが、保湿は美肌維持の要。
皮膚は角質層にうるおいがあることで健やかな状態を保つことができ、
内側からの動きを活発にすることができます。
また、乾燥によってできた浅いシワも解消されます。
コラーゲン配合の化粧品は、プルプルの源となる肌のうるおいを維持する上で効果的。
コラーゲン配合の化粧品は、真皮のコラーゲンを増やして深いシワやたるみを
解消するものではなく、皮膚を保湿することでハリを保ち乾燥シワを解消するものと
考えるとよいでしょう。
ですが、現在の化粧品の進化は目覚ましい!
より低分子化したコラーゲンを配合したものや、真皮のコラーゲンのはたらきを
よくしたり、よみがえりをサポートする成分配合の化粧品が
発売されるようになりました。
真皮のコラーゲン等に直接作用して増やすものではないですが、老化や紫外線、
環境のさまざまな刺激によって体内のエラスチンやコラーゲンなどの繊維が
分解されるのを抑える効果がある成分が見つかって、この有効成分を含む新しい
化粧品が発売されています。
ところで、ここまで読むと、化粧品で真皮層のコラーゲンを増やしてハリを
取り戻し、シワを改善するのは不可能なのか…と思ってしまうかもしれませんが、
ご安心ください(笑)。
真皮層のコラーゲンを増やすサポートをする成分や、コラーゲンのはたらきを
強化する成分は別にあります。
その代表的なものが、ビタミンC誘導体(※1)」「ナイアシン(※2
)」「レチノール(※3)」。アイクリームやほうれい線ケアの化粧品などに
よく配合されています
また、嬉しいことに、年齢肌の悩みであるシワ改善の化粧品も進化! 昨年は、
真皮層のコラーゲンを増やすのではなく、真皮成分の生成と分解のハ゛ランスを
整えることでシワを改善する化粧品が発売され、大変な話題となりました。
ぜひ皆さん色々使ってみてくださいね
そして美容鍼でご来院の際に乾燥を教えて下さいね
2023.01.13
コラーゲン入りを信じるか?
コラーゲン=お肌プルプル、そんなイメージを持っている方も多いと思います。
コラーゲンを化粧品やサプリで補えば、本当に肌はプルプルになるの?
その話をする前に、まずはコラーゲンについて簡単におさらいしましょう。
コラーゲンとは、体を構成するタンパク質の一種。19もの種類があって、
体のあちこちで細胞同士を結びつけたり、臓器を支えるなどの役割を果たしています。
また、皮膚の主要な成分の一つでもあります。
皮膚のコラーゲンは肌の土台部分である真皮層に存在し、ハリと弾力で
皮膚を支えています。
コラーゲンは肌の中に入る。これって嘘、本当?
加齢に伴う皮膚とコラーゲンの変化
皮膚を支えてハリをもたらすコラーゲンは、体内でつくられています。
ですが、つくる力は年齢とともに低下。
皮膚のコラーゲンは、40歳を過ぎると減っていきます。
年齢肌にハリがなくなり、シワやたるみができるのはこのためです。
「だからコラーゲン配合の化粧品をつけて真皮のコラーゲンを増やすんですね!」
そう思っている人もいるようですが、それは間違い。
現時点の化粧品では、皮膚の外から真皮にコラーゲンを入れることはできません。
せいぜい、入るのは表皮の角質層までです。
コラーゲンは分子が大きく、角質層までしか浸透しません。
そのため、コラーゲン配合の化粧品をつけても、真皮のコラーゲンを
直接増やすことはできません。
ではなぜ化粧品にコラーゲンが配合されているのか?
それはほとんどの場合が皮膚を保湿するためです。
コラーゲンは、水分を抱え込んで肌をうるおいで満たす保湿成分でもあるのです。
コラーゲンは肌の万能選手!と 思っていた方は、「それだけ?」と
ちょっとがっかりするかもしれませんが、保湿は美肌維持の要。
皮膚は角質層にうるおいがあることで健やかな状態を保つことができ、
内側からの動きを活発にすることができます。
また、乾燥によってできた浅いシワも解消されます。
コラーゲン配合の化粧品は、プルプルの源となる肌のうるおいを維持する上で効果的。
コラーゲン配合の化粧品は、真皮のコラーゲンを増やして深いシワやたるみを
解消するものではなく、皮膚を保湿することでハリを保ち乾燥シワを解消するものと
考えるとよいでしょう。
ですが、現在の化粧品の進化は目覚ましい!
より低分子化したコラーゲンを配合したものや、真皮のコラーゲンのはたらきを
よくしたり、よみがえりをサポートする成分配合の化粧品が
発売されるようになりました。
真皮のコラーゲン等に直接作用して増やすものではないですが、老化や紫外線、
環境のさまざまな刺激によって体内のエラスチンやコラーゲンなどの繊維が
分解されるのを抑える効果がある成分が見つかって、この有効成分を含む新しい
化粧品が発売されています。
ところで、ここまで読むと、化粧品で真皮層のコラーゲンを増やしてハリを
取り戻し、シワを改善するのは不可能なのか…と思ってしまうかもしれませんが、
ご安心ください(笑)。
真皮層のコラーゲンを増やすサポートをする成分や、コラーゲンのはたらきを
強化する成分は別にあります。
その代表的なものが、ビタミンC誘導体(※1)」「ナイアシン(※2
)」「レチノール(※3)」。アイクリームやほうれい線ケアの化粧品などに
よく配合されています
また、嬉しいことに、年齢肌の悩みであるシワ改善の化粧品も進化! 昨年は、
真皮層のコラーゲンを増やすのではなく、真皮成分の生成と分解のハ゛ランスを
整えることでシワを改善する化粧品が発売され、大変な話題となりました。
ぜひ皆さん色々使ってみてくださいね
そして美容鍼でご来院の際に乾燥を教えて下さいね