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オススメ呼吸法 丹田呼吸法

2025.11.06
オススメ呼吸法 丹田呼吸法
皆様の中にもヨガ、
ティラピス、
マインドフルネスなどを日常的に行っている方も少なくないと思われます。
今回はそのルーツになる丹田呼吸法についてです。

「丹田(たんでん)呼吸法」は、100年以上前に中村天風(てんぷう)が「万病を治すだけではなく心身を統一する、心を制する呼吸法」として日本に広めた。現在ではヨガやストレス管理の分野などで、広く実践されている。

 この呼吸法は、身体の中心にある「丹田(おへその下あたり)」に意識を集中し、深い呼吸を行なうことで、心身をリラックスさせ、また、精神のエネルギーを高めます。 自分が地球や宇宙と繋がっていることを感じることで、生かされていることへの感謝の気持ちや、前向きなエネルギーが生まれ、人のために何かをしたいという思いが自然に湧いてきます。

 心も身体も疲れ切っているとろくなことがありません。
この呼吸法を編み出したのは、中村天風さんです。

 中村天風さんはMLBの大谷翔平さんが尊敬しているということで知られている、日本にヨガを普及させた人物です。
■丹田呼吸法はとても簡単 以下の手順で、ぜひ試してみてください。1日数分から始めて、慣れてきたら毎日続けてみましょう。1.姿勢を整える:背筋を伸ばし、肩の力を抜きます

2.百会(ひゃくえ)を意識する:百会とは頭のてっぺんにある少し凹(へこ)んだ部分です。ここに意識を向け、百会から身体に空気を入れるようなイメージを持ちます3.深く息を吸う:鼻からゆっくり大きく息を吸い込み、吸った空気をお臍の下の「丹田」に集めます。5秒ほどかけて行ないます4.ゆっくり吐く:口からゆっくりと息を吐き出します。これは10秒ほどかけて行ないます5.肛門を締めてから緩める:吐き出した後、肛門を軽くキュッと締めてから、ゆったり緩めます

 この呼吸法を、身体全体に酸素を行き渡らせるイメージで5?10回繰り返すと、身体が温まり、心が落ち着いてくるのを感じられるでしょう。 朝や夜のリラックスタイムに取り入れるのがおすすめです。 深く息を吸い、ゆっくりと吐くとき──その間に何か“見えない力”と私たちが響き合っているように感じられる瞬間があります。ぜひ試してみてください。■お釈迦様が修行で実践した呼吸法 丹田呼吸法のルーツは、約2500年以上前にさかのぼります。元々はお釈迦(しゃか)様が修行のなかで実践した呼吸法だそうで、それが東洋の哲学や医学、インドのヨガなどにも大きな影響を与えました。

 日本では、平安時代に空海が中国に留学した際に、密教と共に丹田呼吸法の知識を持ち帰ったと伝えられています。そして江戸時代以降は、武士や僧侶の間でこの呼吸法が精神統一や体力強化に役立つとされ、広く実践されました。 中村天風は、今から100年以上前には不治の病だった結核に罹り、アメリカやヨーロッパに渡って治療を試みたものの改善しませんでした。ところが、ヒマラヤの奥地で丹田呼吸法を取り入れた修行を行なったところ、結核は治ったそうです。

ストレス社会の現代では呼吸が浅くなりがちな人がとても多いです。
私も意識してできるだけこの 丹田呼吸法 を行っております。
格闘技の分野でもこの 丹田 に気を集中することを意識するようによく指導されます。

ぜひ皆様も生活に取り入れてみてはどうでしょうか?

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